2019-01-01から1年間の記事一覧

10月7日

窓の開いた寝室のベッドで、Tシャツ、パンツ、タオルケットで寝ていると寒さで目が覚めた。何時かわからないがまだ暗かった。眠気まなこで隣の部屋の衣装ケースに畳まれたジャージの上下を着て、また眠りについた。もう夏はどこにもいない。仕事を終えればあ…

10月6日

コンビニのパンとコーヒーに手を出してしまったインスタントな朝。起きぬけの少し開いていた東向きの窓から入ってくる風がすこし冷たい、まだタオルケットの朝。 車の窓を開けて、蒲生野の田圃道を半島の帰化人と関係のある古い歴史の道と重ね合わせ、野菜直…

10月5日

夜に初物のサンマを食べたが脂のりがイマイチだった。夕方試合を終えて体育館を出て最初に吸い込んだ空気は秋そのものであった。秋らしさに目をこらし耳を立てながら、目の前の機微を見つめる。ここのところまた少しずつメンタリティが変わりそうな予感があ…

10月4日

17時30分を過ぎたころには日が暮れていた。仕事を終えて、車のエンジンをかけ、西岡恭蔵を流して(今日は西岡恭蔵がボブディランに聞こえた)、ドアを開けたら西日が目に入った。背後のヒノキの森は西日を浴びて、明瞭な輪郭が浮かび上がりと赤みがかってい…

10月3日

日本海を横断している台風の風が吹く。夕方、3時をまわったころ突然分厚いグレーの雲が鈴鹿の山を越えて来た。杉林の間伐作業中、一瞬にして辺りは暗くなり、森は畏怖をアフォードする。どんどん季節は回っていく。帰宅して、味噌汁を作り、さつまいもを焼き…

10月2日

山の天気は、天気予報では追いつかないくらい早い。もちろん圏外だし。だから、雲の動き、風の向き、空気の重さ、空の明るさを総合させて、現場で判断していく。まだいけるだろうは命取りである。事態が深刻になる前にさきさき準備する。デジタルよりアナロ…

10月1日

早いもので10月です。日本海を移動する台風のせいか、日中は30度を超える暑い一日。とはいえ、日差しはそれほど強くはなく、朝晩はしっかりと冷え始め、気分も気候も星もあらゆるものが冬の準備へ猛進していて、晩御飯には味噌汁を作る。野菜出汁の味噌汁と…

9月30日

車の窓を開けて、満開の金木犀が放つ香りを嗅ぎながら、今日はLofiで歌詞のないスローテンポな音楽を聴ききながら通勤する。山では鹿がどこかしこで鳴いている。なんだか、意味ばかり求めてしまう世界が辛いから、歌詞のない音楽を聞く。 現在流通しているあ…

9月29日

一年で片手で数えられるくらいしか着ないスーツを着る日。ひさしぶりにパリッと仕立てられたブルックスブラザーズのシャツに身を通すと、気持ちも引き締まる。言葉も引き締まる。スーツで道中の1時間弱を、近江平野とも蒲生野のとも呼ばれる田んぼ道を、突っ…

9月28日

目が覚めたら7時半刻すぎたころ。開けて寝ていた窓から微かな金木犀の薫りが漂っている。曇り空と高い湿度は台風の到来を孕んでいるが、ぼくはどうやら昨日からもつ鍋が食べたい欲望に弄ばれて、今朝は鰹節ご飯を食べて、番茶を煮だしている間中ずっと、新…

9月27日

すべての人の声を聞いて、全ての要求に応えようとすると、その声に反映された結果は、キメラのようにぐちゃぐちゃになる。そういうときには、そんな発言をする人から遠く離れて、自分が楽しいとおもえること、近くの友人を楽しませることを考えればいい。小…

9月26日

彼岸の週には咲いていなかった彼岸花がポツポツ咲きはじめた。朝起きたら、すこし寒くて、ああこれはもうじきストーブを引っ張り出さなきゃなと、扇風機の前で靴下を履きながら、夏と冬の間を感じる。人類が季節を察知するには、二つの軸が必要だった。古代…

9月25日

なにごとも、気になることには、その機微に、一挙手一投足に、一息一息に、瞬き一つに、目線の先に、言葉遣いに、敏感となる。たいてい、そんな日常の中を過ごしていると、一切の不安は忘却の彼方にある。ぼくは、歴史的現代に立っていたいと強く思う。いま…

9月24日

練習帰りの午前2時前に、東の空にオリオン座が居座っていた。北の空には、大きな下弦の月が立ち上がる。今日は空に星が綺麗。 目の前に猫がいる。猫と見る人がいる。動物と見る人がいる。にゃーにゃーと見る人がいる。アメリカンショートヘアーだと見る人が…

9月23日

秋分です。朝起きて、週末に控える友人の結婚式の余興の最終確認のため、近くのコメダへ。最終確認とは名目だけで、DVDを渡し、友人と、9時から14時まで喋り倒す。 そこでは、ぼくが今しかゆっくりと読む時間が取れないだろうと決意して20代後半を読書に捧げ…

9月22日

自分を空っぽにすることに集中しよう。 昨日の飲み会は久しぶりによかった。大人数の飲み会(4名以上)は好きじゃないけれど。飲み会がはじまって時間が経って、程よく酔っている頃に、席を立ってひとりふらっとトイレで用を足しているとき、異国へ抜け出し…

9月21日

お彼岸の時期にもかかわらず、一輪の彼岸花さえ咲いていない、朝晩がめっぽう冷えるこの頃。彼岸花が畦にないから此岸と彼岸の境がつかない。あの世とこの世は入り交じっているのだろうか。 夜長にかこつけて、白州正子さんの本、特に近江や伊賀についての記…

9月20日

気づけば、朝日は通勤路の正面から上り、夕暮れ過ぎれば真東から大きなオリオンが立ち上がっている。気づけば、ということは、気づかなかっただけで、忘れていたのは、わたしの方で、星の運行や太陽の位置は、せっせと変わり続けている。歴史から学ぶひとは…

9月19日

今日会う誰しもが、いい天気やな、と言った。そんなからっと秋晴れの一日。親父くらいの年齢の一緒に働くおじさんが、彼岸やのに彼岸花が一切咲かへん、とボソッと言った。そういえば、田の畦に、群れをなして咲き乱れる真っ赤な彼岸花はまだ咲いていない。…

9月18日

昼食を終えた昼休みに、社長が昼寝せな、昼からもたんわと言って、事務所にゴザを引いて寝はめた。クラップユアヘンズ。万雷の拍手を持って同意する。おっしゃる通り、昼寝せな、昼からもたない。 勉強をしない大人の本日の事例(休みのに日には家でテレビを…

9月17日

ただもっと軽くなりたいだけなのに、こうもいろいろが重くるのはなぜなのだろうか。エピクロスなら、みだりに超越者を想定するからだ、というだろう。今日の社会の慣習や仕組みを知れば知るほどに、その沼の底の深さに驚き怯えてしまうことにどうにかならな…

9月16日

昼の最高気温が33度まで達している。相変わらず、ぼくはシャツにサンダルだ。変わったことといえば、半ズボンが長ズボンに変わったことくらい。なんとなく、今年の冬は寒そうだと思って、早めに冬支度をする。といっても、仕事の冬着を買い込みにぶらっと。…

9月15日

20時頃、試合を終えて草津の体育館を出たら、駅前のビル群のあいだに浮かんでいる黄土色のまるい月に見とれた。変化というのはいまだによくわからないが、しかし、とても面白いなあなんて、月に照らされながらの帰路に、全開の窓から入ってくる風を受けなが…

9月14日

8時過ぎ起床。7時間睡眠。寝起き良好。 先日の練習で足首を捻挫し午前中の練習は見学。いつもおもうが、怪我は辛い。やりたいのにできないのは辛い。だから、ただじゃ起き上がらないようにと心がけている。怪我をしたからこそ、怪我のないときとは別の、学ぶ…

9月13日

雲におおわれた一日。世界は空虚で、ぼくもカラッポのような感覚を持っていて、こんなときには、思索するに限る。雲が空をおおっているからといっても、その向こうには、月があって、今日は満月である。身体のどこかでは、気付いていないだけで、月の方角も…

9月12日

清々しい朝。友人が泊まった日にはいつもよりすこし早く起きた。朝食を用意し、ゆっくりいつもと違う非日常な朝となった。Miles DavisのFramenco Sketchesを聞きながら、昨夜をじわじわ味わう。 重機に乗りながら、ラジオをかけていると、秋らしさはもうしば…

9月11日

仕事を終えて帰ろうと思ったら、軽トラが砂ぼこりをたてながら目の前で止まった。車から社長が出てきて、「長靴はいてこい」と、まくし立てた。事務所近くの田んぼにおばあさんが運転していた車がハマったという。慌てて出向く。大人6人で軽自動車を持ち上げ…

9月10日

フットサルにて今年途中から入団した選手がこれまでのチームでの役割やスタイルを、いまのチームのものにフィットさせるには。いわば、これまでの慣習を捨てて新しい環境の中へ飛び込むときには、学びの姿勢をマインドセットしなければうまくいかないのでは…

9月9日

こちらはほとんど影響がなかったけれど、颱風の残していった風が気持ちよい残暑の一日。日中は9月なのに35度を超える陽気、夕方の西の飯道山へ沈む夕日を見ながら、田圃道を車の窓を開けながら走って帰る。飽きもせず夕焼けを見ながら、沈んだ陽は涼しい風を…

9月8日

久しぶりにおかんと外食で多賀の蕎麦屋へ。 道中は、健康談義。そもそも健康とは?とはと聞かれると、問題が大きくなりすぎて、自分の手で届かないように感じるから、ぐいっと手繰り寄せるように問題を分節する(ぼくは勉強する前に勉強法を考える性質の次男…