12月7日(火)

もちろん、個人的な趣味嗜好はあって当然なのだけど、それとは別次元で平行に走っている個人的を超越した種としての族としての趣味嗜好があるとおもっている。師匠はそれを、「歴史的教養に裏打ちされた俯瞰的理解の上に成り立つ感性」と言った。 あらゆる問…

12月6日(月)

11月の記録を読み返していた。ある出来事の記憶と、その出来事の記録との、時差に驚いた。時間の速度と体感が一致していない。そして、12月になった。師走は忙しいでごわす。今月に入ってすぐに、祖母が亡くなり、あわあわしていた。 冷たい雨の月曜、やっと…

11月28日(日)

ビンチョル・ハン 文化はコミュニティを生み出すものである。それがなければ、私たちはただ生き延びるためだけの動物のようになってしまう。この危機から一刻も早く回復する必要があるのは、経済ではなく、何よりも文化、つまりコミュニテイにもとづく生活な…

11月11日

「朝起きて、朝食を食べ、新聞を読み、テレビを見て、パソコンのゲームし、カップラーメンを食べて、テレビを見て、昼寝をし、晩飯を作って、散歩に行き、晩飯を食べて、テレビを見、風呂に入って、寝る」毎日が、65年間働いてきて得た時間の使い方なのです…

11月8日(月)

週末両日とも、お酒を飲んで、午前2時に家に帰ってきた。今日は6時30分に起きて、いつも通り仕事に行った。昼過ぎに仕事から帰り、昼ごはんを食べたら眠気に襲われ18時に目を覚ました。外は真っ暗で風がびゅうびゅう吹き荒んでいた。口内炎ができていた。…

10月24日

夕方近所のコンビニで、貸していた手塚治虫『ブッダ』が返ってきた。懇意にしていた友人とケジメをつける。あなたにはもう借りはございません、一時の甘美な時間をありがとう、これからもよろしく友達として、と。ついでは、身軽でないとできない体験をしな…

9月19日

膝が痛かったらどうするか。 おとんは、テレビCMで流れてるグルコサミンのサプリメントを買って飲んでいる。それだけだ。病院には行かない。他の方法を調べない。ストレッチもしない。言ってしまえば、現在自分の知っている情報の中から、効きそうな手段を選…

9月17日

台風が来ている。仕事は休み。昨日は0時過ぎまでフットサルをし、帰ってきたのが1時過ぎ、寝床に着いたのが2時。朝はいつものように6時30分に目を覚まし、いつものようにカーテンを開け、外の様子を見る。雨は降っていないが、黒い雲が近くを漂っている…

8月23日

アクアイグニスの惣菜パン×3コーヒー牛乳プロテイン200ml牛肉150gガーリックライス(玄米)プロテイン200mlサプリメント(マルチビタミン)×3ほうじ茶ラテ500ml 午前中のパンはいらんな。今日のタンパク質は賄えただろう。牛乳飲みすぎた。夜の便が柔らか…

7月25日

◆朝から、地上波では放送されないサーフィンを、ネットのオリンピック中継で見ている、タイ風カレーをつくりながら。これが結構気持ちいい。解説がなく、波の音しか聞こえてこない。焚き火をずっと眺めているようだ。入水前に、南米のどこかの国の女性サーフ…

7月24日

◆やってるかんがすべて。そうやってきたからそうやってる。でも、実際はなんのためにやってるんだよって目線が欠けている。個性化を意味に変えられなくなった社会。 ◆誰が言ったか忘れたけれど、「好きなことっていつでもやめられるんだよ」。いつでも止めれ…

7月23日

◆クソ暑いと思ったら、今日は大暑。次の節気、立秋まではしばらく暑さが続く。失礼、暑さのせいか言葉遣いが悪くなってしまった。 ◆20時よりオリンピックの開会式が始まったようだ。部屋にテレビのないのでその熱量が伝わらない。数十年前の東京オリンピック…

7月22日

◆14時過ぎに、師匠と僕は暑さで仕事を早めに切り上げた。世間はオリンピックのための祝日で4連休が始まった。母屋の解体がすすみ家の半分がなくなった。夏を快適に過ごすために必要なのは、エアコンではなく、山や海のそばでの長期休暇だろう。数年後にはそ…

7月21日

◆連日の猛暑のなか、14時をすぎるとヒグラシが一斉に鳴きだす。家に帰ると東の窓から涼しい風が入ってくる。暑い中でも涼しさが耳や目に入ってくる。どんなものかわからないが、世には理があるのだろう。 ◆目次を読み込んで構造を考えたりしながら読書すると…

7月20日

◆今日も風は動かない。雲も黙っている。暑すぎて生き物は見えない場所で身を潜めている。ぼくは木陰で弁当を食べる。 ◆読書法を変えたとたんに連想の質が変わった。いや変わったように感じている。自分自身で現象を分析できる能力は必須。分析とは、頭の中に…

7月19日

◆絵に描くとは、見えているものと見えていない物をわけることだ。本の表紙を見て得た情報をおもいつくかぎり書き出す。そこにはいま見えているものしか書き出せないのである。たくさん書き出そうと思っても、見えているものしか見えない。

7月18日

◆家でも世界でも同じことが起こっている。頼まれたことをやると言っておきながらできなければ、謝罪と言い訳で終わる。そんなことで済ませているところがダメだ。行動をもってコミットメントしろと言いたい。この王国には、井の中の裸の王様がたくさんおられ…

7月17日

◆試合終えて帰りの高速で、助手席の窓を全開にして、生ぬるい夜の空気を車内に取り込み、ああ暑いなとつぶやく土曜日が、夏のいいところ。あと一歩なのは、20代前半の運転手の選んだ音楽が、邦楽ランキングのランダムだったところ。

7月16日

◆昨日、大卒男子がスマホで中古品を探しながら、相場はいくらやろと言ったのがちょっと気になった。インターネットでだいたいどれくらいの値段で売られているのかを探してから、安いか高いかを判断していた。買う前に、まず相場がある。 ◆なにに引っかかった…

7月15日

◆大雨降りつづく午前中は、事務所でだべるだけ。昼前に帰宅すると、スッキリと晴れ間。mei eharaを聞きながら、昼飯を食べて、昼寝のつもりが16時まで寝る。乾いた風と程よい気候が心地よくて。まあいいや。 ◆夕方、シャワーを浴びていたら、親父が仕事から…

7月14日

◆今日も午前中働いて、昼に帰宅。家でFeye Websterを流す。最近は、あれがいいとか、これがおすめとか、このアーティストああやでとか、音楽の話のできる友人が少ない。「音楽は、あらゆる流行の先端にある」と師匠は言うし、実際そうだと思う。いまのあたら…

7月13日

◆昨日に引き続き、半日仕事で帰宅する。やはり、午前中働いて昼から好きなことをひたすらやるのが、気持ちのいいスケジュールだな。特に夏は。 ◆唐突ながら、また学校に通いはじめた。そして、これまた、楽しみな未来しか見えないのである。 ◆言っちゃった手…

7月12日

◆そんなことできなくても、そんなものなかったとしても、快適に生きていける現実を目の当たりにするだけで、最低限度の生活ハードルは下がる。こうでしか無理、これがないと生きていけないなんてのは、幻想妄想が強く、他を知らないだけ、特定の出どころの情…

7月11日

◆今夏の旅の予定お盆過ぎのあの感じが好きだから長野へ。素泊まりと車中泊で各地を渡り歩く。北陸周りで糸魚川か上越市経由で、まずはmameの展示を見に長野美術館、次いで上田へ出向いて大好きな硫黄泉の別所温泉、本屋未満から復帰したネイボ、超絶うまいル…

7月10日

◆大阪のセミは鳴いていた。夏がやって来た。公園では年寄りがラジオ体操をしていた。空気の匂いがフィリピンのものに似ていた。試合終わりに天理の二郎系ラーメンへ。まあこんなもんか。帰宅したら、ラーメンの消化とともにだるさに襲われた。なにもやる気力…

7月9日

◆突然の大雨により、昼で仕事を終えて帰宅する。インターネットの世界で起こっていることと、現実の世界で起こっていることは、全く違うってことを数年前に体験して以来、世界への構え方が変わった。ネットは限定的で排他的できっちりしている。現実はゆるく…

7月8日

◆7時に起きて窓を開け、そばの椅子に座って、レイ・ブラッドレイの『たんぽぽのお酒』を読む。雨は降っていないが、道は濡れている。遠くの方でかすかにざわざわと音がする。 ◆友人との読書会にむけて、『たんぽぽのお酒』を読んでいる。本を読んでいるとき…

7月7日

◆七夕。大雨。夕方、キッチンで洗い物をしながら、おかんが、9月でおとんが勤め上げると言った。自分の人生なんだから好きにしたらいいんちゃう、とつづけた。 ◆いつのまに日本人の思考は超個人主義になったのだろうか。スマホでインターネットを使うように…

7月6日

◆師匠が指図するのは、段取りだ。段取りとは順番であり、評価基準だ。師匠から盗み出すのはそのモノサシだ。今日師匠とツーマンで仕事をしていたら、段取りには厳しく指摘されるが、個人の特性には言語化するのみ。教える、とはそういうものなのだとおもう。…

7月5日

◆ひと月ほど青空のことをわすれていた。雲が広がる、風のない、じめっとした朝だった。 ◆ポッドキャスト「働くことの人類学」をずっと聞いている。ポッドキャストって、運転しながら聴くのにぴったりだ。「ながら」で聴きたいからって、洗い物をしながらだっ…