2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

11月27日

今月のコーヒーは、エルインフェルトのゲイシャ。コーヒーを豆で買いはじめて数年が経つ。さいしょはいろいろさっぱりだったけれど、コーヒー屋のおじさんにいろんな豆を勧められるまま飲むうちに、ぼくのコーヒー舌はけっこう肥えたみたいだ。 コーヒーは栽…

11月26日

7時に起きる。試合に向かう道中、世界中のコミュニティラジオが聞けるスマホアプリTunein Radioで、ずっと4つ打ちミニマルを聞く。 世界中で同じ音楽が流れている。世界中で携帯やパソコンは同じものがつかわれている。フラット化した世界のことだ。大本営…

11月25日

本を読む前に、数字を計算する前に、体の感覚で覚えることがなにより大事だ。理屈はあとからついてくる。体の感覚を研ぎ澄ませるために、日頃の食べ物や習慣に気をつける。いきなり、禅マスターのような生活に変えることはできないが、少しずつ少しずつ体に…

11月24日

知恵とはなんだろうか。石川直樹『すべての知識を知恵に置き換えること』を思い浮かべた。素人が道具を使ってやることを、達人はなにも使わずにやる。素人が二手間三手間かけることを、達人は一手間でやる。 知恵はどうしたら手に入るのだろうか。達人と素人…

11月23日

機械から変な音が鳴る。どうしたときに鳴って、どうしたときに鳴らないのか。そうやって不具合を判断する。車の元敏腕整備士の上司がいう。それから、「それもこれも、構造を理解していないとわからない。だから、ばらしてみるとよくわかるのはそういうこと…

11月22日

鶴見和子の『南方熊楠』にこうある。「自然及び人間世界の森羅万象は、すべて原因結果の連鎖でつながっている。それはしかし、漫然とすべてがすべてに関係がある、ということではない。ある一つの場面をきりとると、そこにはかならず、その中のすべての事象…

11月21日

朝日に向かって家を出て、夕焼けを目指してうちに帰る。朝、山の頂上は雪を纏い、夕方、生まれたばかりの月が南西の空で輝く。あっというまに、冬がやってきたから、いろいろの支度がまだまだで、ばたばたしている。今週やっとストーブを引っ張り出し、羽毛…

11月20日

無意識にやったことを、かかさずぐさっと注意してくれることに感謝して、今日もていねいに仕事をしましょう。I am not mature. 時間がないことを言い訳にせず、ていねいに時間を使って毎日を過ごしましょう。Life is very short, and there's no time for fu…

11月19日

数年ぶりにあった知人に最初、気づかれなかった。それは風貌からだったのだけど、それから、僕が喋っている声を聞いて、思い出したみたいだ。記憶は、視覚より聴覚や嗅覚のほうが頼りになるのだろう。目は騙されたとしても、音や匂いは記憶にべったりとひっ…

11月18日

朝から雨が降る。遅めに起きて、「高い城の男」を観る。シャワーを浴びたら、兄貴家族が大阪から帰ってくる。久しぶりにあっても久しぶりな感じがしない。が、話すと数ヶ月会っていないことを実感する。時は容赦なく流れる。日常はテクノのように同じリズム…

11月17日

寄物沈思。モノは語る。モノには背景がある。辞書的にモノをみながら、別の目でモノを見ている。それを読み解く。物語り。 Adele / Best for last

11月16日

午後二時を回ると日が翳りはじめる。秋から冬へ向かっている。夜の時間が長くなるから、本を読む時間が増える。いま気になっている言葉が「照葉樹林」。頻繁に地震は起こり、台風もやってくる、四季は目まぐるしく回り、主食の米は一毛作、高温多湿でカビと…

11月15日

どんな車に乗っているかより、その車で流れている音楽や、向かっている先、どこに行っていったのについてはなすほうが好きだ。ここ数ヶ月、松岡正剛さんを読んでいておもったことがある。セイゴウさんのものの見方だ。「いまあるものを集めて並べ直したり、…

11月14日

ぼくがラッキーだとおもうのは、目の前にやりたいことが山済みで、やりたいことをやればやるほど、次の山が見えてくること。いや、やる前から見えているから、どれにしようか選ぶだけ。まあ選ぶのに四苦八苦している。いい意味で。遠くて急峻なものから、近…

11月13日

松岡正剛『空海の夢』を読む。 仕事をやり始めてまもないひとの行動を見ていると、あるできごとが起こったときに、それに対応するアイデアが少ない。仕事にもよるけれどアイデアは他人から盗むに限る。となると型が大事になる。型の習得は、こういうときこう…

11月12日

朝起きて、窓の外を見たら、いい天気だったので、コーヒーをタンブラーに淹れて、車のエンジンをかけた。行き先を決めていたわけではないから、とりあえず、北に向かう。やっと意中の一冊を読み終えたのと、秋のとてもいい天気なので、ちょっとそとに出る。…

11月11日

『謎床』を読みおえる。 ぼくがずっとそうじゃないのかとおもっていたことを、二人は口にしていてた。やはりそう考えているひともいたんだということに喜んだ。さらにふたりは話を進め、正剛さんはさらなる思考を、ドミニク・チェンさんは、そういった思考を…

11月10日

霜が降りた。 自分の見ている世界と、他人の見ている世界は違う。世界はひとつだけど、見方は多数。声の大きいひとが言うことは、信用できそうだけど、ちょっとでも、ん?とおもったら、自分で考えてみたらいいんじゃないか。空海が大学を中退したように。 …

11月9日

上司の娘の旦那のばあさんが95歳で亡くなったそうだ。死因は老衰で、前日まで元気に歩いていたという。そのばあさんの息子さんは、ばあさんの様子をいつでも伺えるように、最近は、ばあさんの隣で一緒に寝ていたそうだ。その息子さんが昨日の午前3時ごろ、…

11月8日

守破離のプロセスが有効なことは多い。それなのに、型にはまるという言葉の真意を汲み取らずにいてもったい。守破離のプロセスは、「疑問を挟むことなく型を守り続けた先に、その強固な殻を自然にうち破る自由度の発現のフェーズがあり、そこからさらに技法…

11月7日

いつでも好きなときに、好きなものを食べられる。いつでも好きなときに、好きな本を読める。そんな時代には、難しいけれど、だからこそ、限定することが大事だとおもう。だれも限定してくれないから、自分で限定する範囲を決めて、自分で守り、その先にある…

11月6日

昨日買った世阿弥『風姿家伝』が、かっこいいなと仕事中ずっと考える。風の姿、花の伝え。

11月5日

買おうとしている本 ・辻まこと 『すぎゆくアダモ』『遊ぼうよ』 ・松岡正剛『空海の夢』 ・坂口恭平『ズームイン、服!』 ・ロバート・フランク『Americans』 ・月刊遊『相似律』 今日買った本 ・松岡正剛、ドミニクチェン『謎床』 ・世阿弥『風姿花伝』 ・…

11月4日

歩いていると、「一眼レフでこの景色取りたいわ」と前を歩く見知らぬひとの会話が漏れてきた。世はまだいいカメラといえば一眼レフのようだ。ミラーレスが出てきて、コンパクトで高性能なカメラはすでに存在している。少し前まで、ポケットに地図なんてなか…

11月3日

文化の日。文化とは何か。 好奇心には二種類あって、ひとつはまだ見ぬものを探すといったもので、もうひとつは、すでにあるものの見方が変わるようなもの、と為末大さん。ぼくは後者だろうな。最近、既知のものが、溶けて、混ざって、見たところ前と変わらな…

11月2日

仕事帰りに、いつも寄る岡田屋本店へ。おばちゃんが「わざわざこんなところまで」といった。いやこちらこそ、わざわざこんなすばらしい商品を取り扱ってくれてとおもっている。ネットで買わないで、店まで足を運ぶには、わけがある。そこにしか置いていない…

11月1日

コーヒーを淹れて、ゆっくりする時間を取れないくらい忙しい訳じゃないのに、コーヒーを淹れるのが億劫になっている。 ひとそれぞれ起きてから寝るまでの間の生活の中に、ささいなバロメーターがある。ぼくはというと、星を眺めることやコーヒーを淹れること…

10月31日

練習帰り、夜中に、真っ暗な田んぼで車を止めて空を見上げ、しばらく星をみる。時間は大事だ。余白や余裕が想像力を喚起させたり、氾濫している情報をデトックスする。この5分間をとるかとらないかで、残りの23時間55分の質が変わる。今夜は星がきれい。