TOSHI KIDA
ウツロイ
色は匂へど散りぬるを


11月22日

鶴見和子の『南方熊楠』にこうある。「自然及び人間世界の森羅万象は、すべて原因結果の連鎖でつながっている。それはしかし、漫然とすべてがすべてに関係がある、ということではない。ある一つの場面をきりとると、そこにはかならず、その中のすべての事象が集中する『萃点(すいてん)』があり、その萃点に近いところから、しだいに、近因と遠因とをたどってゆくことができる。(中略)自然の破壊による人間の崩壊を、地球的規模で防ぐためには、現在自分が棲んでいる場所で、まずそれを防がなければならないという信念にもとづく行動をおこした。」

 

とにかくだ、気づいたら、方向を定めて、目の前のことからはじめる。朝食をちゃんと食べることからはじようではないか。

11月20日

朝日に向かって家を出て、夕焼けを目指してうちに帰る。朝、山の頂上は雪を纏い、夕方、生まれたばかりの月が南西の空で輝く。あっというまに、冬がやってきたから、いろいろの支度がまだまだで、ばたばたしている。今週やっとストーブを引っ張り出し、羽毛ぶとんを引っ張り出して、衣替えをして、足りないものをリストアップした。どうして対処療法的に、何かが起こってからしか行動できないのだろうか。世も末とはこのことなのだろうか。