2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

3月3日

休日の朝。夢と現実が、任務と虚無が、ごちゃごちゃになっている。こういうときは思索。ごちゃごちゃを整理せずにメモのように書き散らす。 ・消費ではなく作ること。できる限りお金をかけずに、技術や思考でカバーしブリコラージュしていけば、たのしいはず…

3月2日

気づけば3月、あっという間の週末、朝は穏やかでスローなのに。早足のひと月、遅速の一日。 『月刊「みすず」1・2月合併号』を読みながら、近藤麻理恵『人生がときめく片づけの魔法』を読みながら、くどうれいん『私を空腹にしないほうがいい』を読み切った…

3月1日

クラスメートのタカノさんが、「何かを理解したり知覚したりすることって、細部に目が向いてしまうということなのでしょうね。」と言った。3月です。 手元にスマホがあると分からないことがあれば、すぐググる。マクルーハンが指摘したとおりなら、メディア…

2月28日

朝から昼過ぎまで強めの雨が降る。今日で2月が終わる報せの雨か。 遅めの朝食を昼食と兼用でとる。カレーを煮込みながら、野菜だしのスープを煮込む。煮込み時間には寺山修司『家出のすすめ』を読む。軽い気持ちで手を出したのに、寺山修司やばいね。編集術…

2月27日

どんより雲が大盛りな朝。 世阿弥『風姿花伝』を読みながら、荒俣宏『帝都物語』を見ながら、夜風に当たる。帝都物語は昭和の関東を陰陽道の目線でとらえた作品。僕が気になったのは、寺田寅彦や今和次郎が出てくる。なんか荒俣宏さんは、もっと別の視点で江…

2月26日

山頂で大きく息を吸い込む。冬のシャキッとした空気がまだすこし残っていて、春の兆しと冬の面影は混ざり合っている。そうだよな、世の中のことってすべて二つに分けられないよなとおもいながら、なんで二つに分けるのかを考えると、二つに分けたほうが考え…

2月25日

すかっと晴れた空はうっすらと霞んでいて、どうやらそれは花粉のようだ。同僚は一日中くしゃみが止まらないし、鼻はズーズー。春っぽいとおもったのは、汗がじわーっと溢れ出てきたからだった。 ひとの体は季節に合わせて変化する。この時期、冬の間にエネル…

2月24日

昨日はひさしぶりに飲み会に参加。ビール2杯に留めたが、勝利の美酒はうまい。帰ってきたのが2時ごろだったか、歯磨きをしてすぐ布団に潜り込む。9時に目を覚まし、産直へ買いに車を30分走らせる。野菜売り場では、カブや大根などが少なくなって、菜の花な…

2月23日

石楠花の生態をよくわからないが、葉の表は緑で裏が茶色、水はけの良いオレンジがかった土質の山の尾根などに花を咲かせる。熊野古道の尾根を歩いていたら群生地をたまたま見かけた。さて、「石楠花の咲くような土質だね」といえば、このことが思い出される。…

2月22日

少しはやめに起きて、ゆっくりとした時間のある朝に、味噌汁を温めながらぼんやり考えた。 ひとは擬く。面影を心に思い浮かべ、手本とし、真似る。あるひとに憧れ、そのひとに近づきたくて。あるひとが担ってきたことが突然なくなった。そのひとが担っていた…

2月21日

冬は寒く、春が暖かいのが季節のらしさというのなら、寒くない冬と春の間の気候の今日はなんと呼べばいいのでしょうか。言葉は曖昧です。間に注意を向けていくとどこかで名付けられない場所にたどり着きます。朝に目が覚めたら、暑かったらしく羽毛布団はい…

2月20日

メモ ・毎日何かを作ること(料理でも日記でも) ・本をたくさん読むこと ・他人は他人であってコントロールできないこと ・みんなこうあるべきだとおもって思い通りにならないことに怒っていること ・勝手な期待をしていること ・自分の感情を言葉にできな…

2月19日

はっぴいえんどの「明日あたりはきっと春」を聴きながら、冷たくない雨の中、山へ向かう。木々の眠りを冷ますシャワー、枝はあからんでいる。 雨風が激しくなってきたから山を午前中で降り、そのまま帰宅。春眠暁を覚えず。お昼を食べたらすこし昼寝。もぞも…

2月18日

東の山の向こうから陽の光が目を指す朝。毎日はつづく。同じような毎日は、微量の変化をともなって続いていく。受験に失敗しても、ワールドカップで優勝しても、学校を卒業してもねれば翌日はやってくる、毎日はつづく。 現実と物語の相違のひとつは、区切り…

2月17日

8時30分に目が覚めた。いつもの日曜日のように、野菜の直売所へ向かう。棚には、根のものがへり、葉物が増えてきた。春の葉っぱの苦味はいい。冬の眠りから目覚めさせようとしているのだろうか。 帰宅して昼ご飯を作りながら、今日は通っていた学校の最終日…

2月16日

花のにおいを嗅いでいるんじゃない、花にかがされているんだよ。 おれがいないと世の中は回らないと思い込んでいるなら、まだまだだな。おれがいなくても、世界は回る。いつやめたっていいし、なにをしたっていい。 われわれが消費者と呼ばれるのは、与えら…

2月15日

朝の寒さを-3℃と表すのもいい。それだけじゃつまらないから、家の前の水たまりに張った氷の厚さを寒さの目盛りにしたっていい。いろんな朝があって、いろんな目盛りがある。 知り合ってまもない友人から、何者?と言われて、すこし嬉しい。なにをやっている…

2月14日

稽古多数により寝不足な1週間。北風はびゅうびゅう吹き、こんこん雪を降らす。そんな一日。 好きで、愚痴をぐちゃぐちゃ言う人のぐちゃぐちゃを聞きたい人はいないのだから、ぐちゃぐちゃ愚痴言わないでおくれ。そういう輩は、時間がない、余裕がない。時間…

2月13日

練習から帰ってきて、寝たのが2時過ぎだから、睡眠時間は4時間ほどなのに割とすっきり起きた。今晩は勝負だから、シャキットセナ。 いとうせいこうさんが寺尾紗穂『彗星の孤独』の姿勢をべた褒めしていた。それ、わかる。時間がないと感じたら、時間は距離を…

2月12日

未知の言葉や出来事と出くわしたときに、「そんなんもわからんのか」と言われること承知で、分からないから教えてほしい姿勢を貫けるかが、人生の分かれ目だなとおもう。未知との出会いはしょっちゅうあるねんから、友人の話を聞いているときでも、師匠の話…

2月11日

一日中雪が降る。積もるつもりのない雪なのに、雪とグレーの雲に寒さが増す。今日は考え事がぐるぐる。スーザン・ソンタグがキャンプについて書くときに、メモで書いたように、今日はメモを残しておく。ルール、内容と形式を分けないこと、解釈しないこと。 …

2月10日

朝起きて最寄り駅まで友人を迎えに行く。その足で、野菜の直売所へいき昼飯の食材を仕入れ、家へむかう。道中の車内は、久しぶりに会う親しい友人と話がはずむ。いろいろの話をすることで、ノンリニアに散らかっている事柄が実は見えないところで繋がってい…

2月9日

兄貴にベッドを取られたので(正確には譲ったのだけど)、これはまたとない機会だと思って、家の中で、アウトドア用のマットで試しに寝てみる。フローリングの床からくる冷えは完全にシャットアウトできているから、よく眠れた。これは、いける。フッフッフ…

2月8日

睡眠時間の少ない、funkadelicな朝。昼には雪。誰が降ると言ったのだ。 ひさしぶりにゆっくりと夜を過ごす。コーヒーを淹れて、ちくま日本文学の寺田寅彦『連句の独自性』を読む。 その基本的要素とは何か、と問われればわれわれはまず単に「それが俳諧であ…

2月7日

動こうとしないからこちらから霧へ突っ込んでいく朝。Adeleがいい! ぼくはよくこれからやろうとしていること(短期計画)を知人や友人に喋る。これから読む本や、食事制限や、どこかに行くことや、新しい習い事のことを、やりはじめるまえに信頼する友人に…

2月6日

シュウシュウと霧雨のような雨が降り始めた。時間が経つごとに強くなって、昼をピークに止んでだ。仕事帰りに、いつも夕日が目に飛び込んでくるが、気づけば、日に日に、陽がのびていくことを、夕日が報せる。 学校も後10日ほどで卒業となる。明らかに、無意…

2月5日

シャッターを開けて、溝に注意しながらバックで脇道へ出ると目の前から太陽の光がさして眩しい。学校の師範代からメッセージが送られている。学校はもうすぐ終わるから、暗示モードに突入。 「編集は何に基いて行えば?ヒントは仏教。西洋的な進歩や進化では…