2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

5月31日

月に一度、亀山にある岡田屋本店という小さな小さな商店に買い物に行く。ここはなんでもかんでもはないけれど、しっかり選ばれたものが置いてある。作り手が丁寧に作った商品がそこにはあって、ぼくはうぉーっとうなりながらいつものように、ゴマを手に取る…

5月29日

体調の調子次第で、食べるものの味が変わるだから、読む本もまた、体調や読む場所で印象が変わるとおもう。だからリラックスして読むことが大切だ。今日は布団に車って寝転びながら、 スーザン・ソンタグ「様式について」、テンダー「わがや電力」、片岡義男…

5月28日

加古川で試合。家から約150km離れていて、そこに向かうのには何通りも道がある。だいたいそこに行くだけなら、高速道路を通って最寄りのインターで降りて現地に向かう。ぼくはというと、高速道路より、国道より、県道が好きだから、だいたい下道で向かう。す…

5月27日

スーザン・ソンタグの反解釈にある「様式について」を読み返す。「パルミジァニーノ、ポントルモ、ロッソ、ブロンツィーノのような、あるいはガウディ、ギマール、ビアズレー、ティファニーのような芸術家は何かはっきりしたやり方で様式を研ぎすます。彼ら…

5月26日

大学のひとつしたの後輩がサッカー日本代表に選ばれた。当時からただひたすら目標に向かっていた。その姿を思い出す。 夢が叶う、といえばやすい。あまりにも。 スーザン・ソンタグの「様式について」が、自分なりにやっと理解できた。ルーク・スカイウォー…

5月25日

片岡義男「日本語の外へ」を読む。600ページ超えの分厚い本なので、栗の皮をひとつひとつ向いて食べるように読む。本日は長めの参照です。 「動詞とは、アクションだ。アクションといってもただやみくもな行動ではなく、因果関係における因だ。因は理念と言…

5月24日

久しぶりに、雨が降る。雨が続くと嫌だけど、晴れ間の続いているときに降る雨はうれしい。地面に降った雨の匂いはいい。雨の重みで落ちるツツジは綺麗だ。最近は、つまみ食いのようにちょっと読んで、別の本に手を出し、また帰ってくる。その繰り返し。本を…

5月23日

今日はあまり調子のよくない日。こういう日は無理やりポジティブになろうとせず、そのままなにも特別なことをしないようにしている。 本日は理屈っぽいなといわれた。理屈っぽくないひとに。そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。ことの発端は、食…

5月22日

モバイルソーラーパネルを試しに使う。何も考えずに。仕事中に太陽が携帯電話の充電をしてくれる。今日の反省。テクノロジーを使うのに、自然を理解しなければいけないこと。ぼくは先端テクノロジーと昔からある脈々と受け継がれていることが、相反するとは…

5月21日

As is a tale, so is life: not how long it is, but how good it is, is what matters. (人生は物語と同じである。重要なのはその長さではなく、その良さであるという点において。) コンクリートが暑い。やはり土の上がいい。気温が30度を越えた。が、まだ…

5月20日

今日は松尾芭蕉が江戸を出発したそうだ。そのとき、芭蕉は「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也」と読んだ。「月日というのは、永遠に旅を続ける旅人のようなものであり、来ては去り、去っては来る年もまた同じように旅人である。」消費するだけじ…

5月19日

夜にすこし走る。SadeのBy your sideのリミックスを聞きながら。小学生のころの通学路を往復する。当時の足で片道20分かかるところ、散々道草しながら帰っていたことを思い出す。 そうそう、いま細野晴臣のインタビュー集に少し浮気している。細野さんの音楽…

5月18日

思考がぐるぐる。ブリコラージュと現代思考or現代的ブリコラージュ 考え方の箱をはみ出す本を、読むことがある、偶然に。 いま読んでいる、猪谷六合雄「雪に生きる」とレヴィ・ストロース「悲しき熱帯」のそのうちのひとつ。両方とも、自信の体験を思い返し…

5月17日

秋のように高い5月の空。この気候が好きだ。タローさん家で起床。東向きの天窓から差し込む朝日をしばらく眺める。昔の家の暗さは贅沢だ。みんなでゆっくり朝ご飯を食べる。5分遅刻。はっぴいえんど「はっぴいえんど」を聴く。歌詞に意味なんて、あっても…

5月16日

タローさん家に泊まる。仕事を終えていったん家に帰り、シャワーを浴びて、IPAとペールエールと鹿フルトを持って、家を出る。本日はタコスナイト。スージーのテックスメックス。テックスメックスは、テキサスのメキシコ料理で、広島風お好み焼きみたいな感じ…

5月15日

45年前の今日、沖縄が日本に返還された。 ぼくは学校で習う歴史を知らない。ぼくは理系だったので、大学入試に歴史は必要なかった。高校時代に日本史と世界史を教科書で習わなかった。進路は推薦で夏休みに決まっていた。センター試験もすっぽかした。こうし…

5月14日

名古屋で試合。朝から一日で4試合あって、かなり疲れて、クタクタになった。帰宅途中で、2回車で数分仮眠し、21時に家に着いて、10分後には、布団の中で寝ていた。起きてから記憶を辿ると、その10分で、洗濯物を出し、翌日のご飯の用意をし、シャワ…

5月13日

大雨は寝ている間にどこかへ。今日はよく寝た。昼過ぎに食材を買いに出かける。帰ってきたら、軽トラの荷台の上に、wakkayaさんのバゲット。タローさんありがとうございます。夜は半身浴、美容目的ではありません。ストレッチを入念に。試しに玄米甘酒を拵え…

5月12日

昨日に引き続き師匠の師匠の手伝い。そのひと実は80を過ぎていることがわかった。がっちりした体格、手袋を二重にはめているような分厚い手、只者ではない。ワイヤーの縛り方、滑車のかけかた、ネジのはずし方ひとつひとつに、理屈が、経験が、人生が凝縮…

5月11日

猪谷六合雄の雪に生きるを読む。昭和18年初版、約75年前の本。現代仮名遣いに変わる前の仮名遣いなので、最近のぼくには都合がいい。想像力が掻き立てられる。 たとえば、「読まう」とある。これは、「読もう」なのだけど、ぼくのイメージは、「夜舞う」…

5月10日

気がつけば、窓は空いているし、蛙の声が聞こえる。ストーブは扇風機に変わったし、足元は裸で、雨は暖かい。 言葉は、その成り立ちから、その国の土着の文化を含んでいる。精神性を含んでいる。心を含んでいる。 動物の歯を見れば、その動物の食べるべきも…

5月9日

訪れは、「おとずれ」ではなく、「おとづれ」で、音連れとなる。「ず」と「づ」のこの違いを感じ取れる感覚を忘れちゃいけない。だから、訪れると書いたときには、音も一緒に連れてくることになる。そう感じ取るにはやはり、「づ」でなければいけない。この…

5月8日

空が霞んでいる。黄砂だろうとおもっていたが、松を伐倒したら、花粉が飛び散った。 最近読んでいる本に、同じようなことが書いてあった。(ぼくはたいがい、何冊も平行して読んでいる。 )それはこうだ。物事には「多面的な真実」がある。名探偵コナンは真…

5月7日

スターウォーズ エピソード2を見た。 惑星のはずれの星に住むルークは、どこか遠くに出て行きたいと思っている。同じ星の少し離れた場所に住む変な人に会う。それがオビワン。彼と出会って外に出て行こうと誘われる。外に出て行きたいとおもっていたのに、い…

5月6日

ゴールデンウイーク回顧録 食べもの編 いい接客と客層が大事です。いい接客とは、なにか考えたけど、そのひとの要求をうまく汲み取って、その人にあったサービスを提供することだ。あと友人のようにやさしいこと。あるレベルまではマニュアルで通用するが、…

5月5日

マイルズ・デイビスは自伝で、「演奏するとき、子どもの頃に聴いた、偉大なミュージシャンの演奏に震え上がったときの感覚を思い出し、それを追いかけている。」と言った。 いまこうして僕がぶらっと行っている場所で経験したことが、マイルズが言うように、…

5月4日

午前中の試合をPK負けで終えて、午後に、東京を離れ、長野へ向かう。 高速から見る、なだらかで、どこまでも続くような山の裾野に惚れる。夕方、上田のパン屋さん、ルヴァンに出向く。あいにく、目当てのあんパンは売り切れ。代わりにカンパーニュを購入する…

5月3日

7時過ぎ起床。 環八を通って、埼玉県の東川口へ車で向かう。フットサルの試合がある。予選に勝ってしまったので、明日も引き続き、東京にいます。 試合後、代々木公園近くのカフェ、フグレンへ向かう。僕が一番好きなカフェ。コーヒーがおいしい。いままでの…

5月2日

僕は、小山田咲子「えいやっ!と飛び出すあの一瞬を愛してる」が好きだ。「日常の雑事を全てとりあえず収めるべき場所に収めて(あるいはなかったことにして)深夜にに荷物をまとめ、えいやっと部屋を飛び出す、あの一瞬をやっぱりどうしても愛していると思…

5月1日

田んぼの畦の草を刈る。4つ打ちのビートに合わせて、同じテンポで腕を振る。ずっと振る。続けていくと、頭と体と音楽とが合わさり、僕の周りで小さなグルーブが生まれる。気分がいい。仕事もはかどる。通り雨もなんだか気持ちいい。なんて意味がわかりませ…