2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

3月15日

仕事中はよく汗をかいた。植物は季節に敏感でこのときを逃すまいとためていた花粉を一斉に飛ばす。もうすこし蕾にエネルギーを貯めたら一気に花咲く準備を整えている。動物もぞろぞろ動き出した。朝には猿の群れが田んぼの畔でたむろし、山と田の間にある山…

3月14日

車の窓を開けて走るのが気持ちいい。引き続き、松岡正剛『擬』を読む。 ここ数ヶ月アウトプットとインプットのバランスが偏っている。インプットが多め。あるときどういうふうに情報を集めるのかというインタビューを読んだら、いい情報を発信したら、情報が…

3月13日

仕事には2種類ある。利益を追求するものと、ひと肌脱ごうかといったもの。どちらが大事かというと、ふたつのバランスが大事なのだと思う。能の「ワキ」と「シテ」。道の裏と表は、善悪じゃない。律令制の政と祭のまつりごと。世界にはふたつのものが用意され…

3月12日

『擬』のつづきを読む。背景を知らずに語るほど、失礼なことはない。誰がなんて言ったって、ぼくとひととの、ぼくと文化の一次情報を大切にせねば。ここには、そういうことを書いていきたい。 カメラが空を飛ぶと、5年前に言ったひとが、テレビが空を飛ぶと2…

3月11日

JFLの試合を見に行く。キックオフ前に、黙祷を捧げる。きょうは東北地震が起きてから7年がたつ3月11日。振り返ってみるとその日以来、ぼくのなにかが変わったようにおもう。きっかけは自分の力ではどうしょうない自然の力を目の当たりにしたからなのか、国家…

3月10日

高校の情報の授業で学生20人に映像を作ってもらうとしよう。はじめて、パソコンで映像をつくる。ここではadobe premiereを使う。みなはじめて使うから使い方はわからない。だから先生(使い方を知っている)がサポートする。(いまならYoutubeをみながら自分…

3月9日

『擬』を読む。松岡正剛さんの見立てには、驚かされる。なんたって、ミトコンドリアの遺伝子を、レベッカの横取りに見立てた。自分の見方を持っているひとは何でもできるという事実は、結構、世の中に当てはまると僕はみている。ぼくはひとをみながら、その…

3月8日

雨で休み。ひさしぶりに家でゆっくりする。ぼくは多読が非常に重要だなとおもっている。本を読むことは知識をインストールすることだと思っていたけど、最近は世界が着ている服を脱がすのも読書だと思っている。いったん脱がした服を、全部並べて、再編集す…

3月7日

お肉のはなし。うちの会社では鹿を商品として扱っているからその一部始終が見れる。一部始終というのは、山で捕まえ、気絶させ、血抜きをし、内蔵を抜き、皮をはいで、部位ごとに肉を切り分け、パックに詰め発送する、または自分たちで食べるまでのすべての…

3月6日

三日間の休みをもらって、友人と久しぶりにあって、互いの近況をしゃべりあった翌日は、すっかりいつもの一日。数年ぶりに友人と会って、その間にどう考えそれをどう行動に変えて結果いまどうしていて、これからどうしようという話をした。大きな変化は小さ…

3月5日

予定通り9時に目が覚めたら、やっぱりシトシト雨が降っている。起き抜けにAdeleの19をかける。雨に似合う。エアロプレスでコーヒーを淹れ、シンガポール土産のクッキーで一服。コーヒーには甘いものが合う。自分が体験したことでこれはっとおもうことを話す…

3月4日

8時に起きて、2度寝して、9時にまた起きた。夢と現実の境が胡蝶の夢のように曖昧で、起きたら春うららだった。さっとコーヒーを作ってタイガーの水筒に入れ、車のエンジンをかけて出かける。暖かそうと、窓を開けて、スマホのデジタルアンプをオンにし低音を…

3月3日

練習を終え、1時帰宅。1時30分睡眠。4時30分起床。塩おにぎりとコーヒーを淹れて、5時に出発予定も、10分遅れる。道中飛ばす。高速に乗って、名古屋まで。新幹線発車20分前に到着。間に合った。ドッキドキ。新幹線は今日も予定通り、分単位も違わず東京到着…

3月2日

歴史から学ぶことのひとつに、時間の流れがあるとおもう。何も意識しないで現代生活を過ごしてきて、時間は過去から未来に流れているもので、過去の集積が未来に繋がっているとおもってきた。おもってきたというより、そこになにも疑いなんてなかった。それ…

3月1日

3月です。スーパーカー「YUMEGIWA last boy」を聞く。「YUMEGIWA last boy 感じたい無限」が、「感じたい語源」に聞こえた。「感じたい語源」もなかなかいいとおもった。表音文字から表意文字にget backすると、いろいろ見えて来るものがある。そこに語源を…

2月28日

春の夜の匂いが好きだ。今日はそんな夜。強い風が吹いているが、この匂いがたまらない。 いろいろの支度をせぬまま、部屋のソファで眠りこける。目が覚めたら、深夜1時過ぎ。時間に迷う。ふと眠り落ちて、はっと起きたとき、夜なのか昼なのか、その境界が曖…

2月27日

伊賀の春日神社が補修工事ということで仕事の帰り道に少し寄る。ここの社殿はかなり古いようで鎌倉時代のもののようだ。その工事を請け負っているのが、京都の奥谷組だという。奥谷組はもともとは伊賀の建築集団だった。いまは京都の大きな寺社仏閣を扱って…

2月26日

全体を因数分解して得られた部分が元には戻らないのは、因数分解した部分以外に、見えていない部分と部分の関係を取り出せていないから。家族を因数分解したら、祖父、祖母、父、母、兄、僕になったけれど、そこには家族を構成するひと同士の関係は見えてこ…

2月25日

パタゴニア創始者イヴォン・シュイナード『社員をサーフィンに連れて行こう』は、ぼくのお気に入りの一冊。そこにこうある。「私が社員をサーフィンに行かせようと言い出したのには、実はいくつか狙いがある。第一は責任感だ。私は、社員一人一人が責任を持…

2月24日

家に帰ったら、松岡正剛『擬』『匠の流儀』、今和次郎『考現学入門』が届いていた。3冊すべての目次、はじめに、あとがきに目を通す。『擬』は、先月に京都の恵文社で手にとって読んだあとがきに「判断が合理と非合理に分けられすぎること、世の中の方針が…

2月23日

坂口恭平は、都市生活を都市型狩猟採集生活と見立てた。見立て。子供は消しゴムを車に見立て、次の瞬間、飛行機に見立てる。噺家は扇子を箸に見立て、芭蕉は月日を百代の過客に見立て、世阿弥は能を花に見立て、日本人は神輿を山に、神輿を引っ張る二本の縄…

2月22日

松岡正剛『知の編集術』を読み終える。数日、本を読んでいなかった。毎日、実はぼくたちはいろいろを編集している。その編集方法に個性がある。たとえば今日の出来事を思い返してみる。それをできごとごとに、ポストイットに書いていく。ポストイットを好き…

2月21日

朝起きて、顔を洗って、朝食を食べ、通勤して、会社について、仕事して、昼食を食べ、仕事して、事務所に帰って、仕事を終えて、帰宅して、風呂に入って、片付けをして、夕食をとり、こたつに入って、本を読んで、歯磨きをして、布団に入って、寝る。平日の1…

2月20日

夜、伊賀でタローさん一家とビアパーティー。テクスメックス(テキサス風メキシコ料理)の自家製全粒粉小麦で作ったトルティーヤをいただきながら、スージーがポートランドで買いあさってきたIPAを飲み比べる。どれもうまい!ポートランドには小さなブリュワ…

2月19日

夕方仕事を終え、携帯の電波が入るところまで下りてくると、スマホが鳴る。コウさんから連絡。コウさんはフィリピン留学仲間で、ぼくより数ヶ月前に通っていた。お互いに帰国後、大阪ではじめて出会った。昨年、大手企業を退社して、オーストラリアへ向かっ…

2月18日

朝から、福井県の今庄へ。朝からひと滑り。山頂では、日本海、若狭湾?敦賀湾?をのぞみ、そこから岐阜の奥を望む。「このような山水画が人々を風光明媚な場所にいざなう。山水画ばかりでなく、山水詩も人々をいざなった。そのうち、人々はその場所に景気を…

2月17日

おやじが旅行で不在のため夕食は母と亀山の中華料理白川へ。以前に、辛いものに強くないぼくが、美味しいと感じる絶妙な辛さの坦々麺をいただいた。それなら、ほかの料理もおいしいだろうとおもった。といっても、ぼくはまた坦々麺を食べ、そのあとの杏仁豆…

2月16日

ときどき考えることがある。 本に書いてあることが本当なんて誰が言ったといわれれば、串田孫一『考えることについて』に「私たちはいろいろのことを知っているつもりでも、それは誤っているかもしれないし、また極く僅かのことしか知っていないのだから、謙…