2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

9月11日

朝、山へ向かう道中、窓を開けて軽トラを走らせていると秋を感じた。こんなときにはNorah JonesやAdeleやMassive Attackのteardropがいい。 今月はムナーリを読む。というわけで、『デザインとディジタル・コミュニケーション』から読みはじめる。すべてはな…

9月10日

気づいたら日付が変わった午前2時。自宅のベッドで寝たのが4時。6時30分に起きて仕事へ向かう。大雨のため、10時ごろに仕事を取りやめ、帰宅して、昼食にカレーを食べ、昼寝。起きたら、16時で、外に出ると雨が止んでいて、空気がひんやりしていた。昨夜の余…

9月9日

ひとつのバイブスが場の空気を振るわせる瞬間を目撃する。京都大学の吉田寮で行われた村おこしという祭りに参加。会場はまさにカオスであり、それがひとつの方向に収束した場でもあった。混沌とした世界に、強い意志を放り込めば、そこに向かって「こと」が…

9月8日

寺尾紗穂『愛し、日々』を読む。 僕が日記を好きなのは、過度に編集されていないこと、あくまで個人的なできごとの描写なのにその方が他者に影響を与えること(リアルだからなのだろう)(個人の感情は他人のものとは違うはずなのに、その感情を表現すること…

9月7日

型が悪い訳ではない。型の先に、型を破って離れる手順が実装されていないのがよくない。小学生の頃に、必死になって漢字を覚え、ひたすら九九をし、英単語を覚えたから、日常で問題なく、本が読め、メールでやりとりができ、人の話を聞くことができる。考え…

9月6日

・サナギは見えないモノを感じる道具であり、ボイドの状態、中は空っぽだけど、その空っぽから何かが生まれる。 ・ムナーリのファンタジアについて考える。風と名付けられたものは目には見えない。木が揺れている。家の戸の隙間からなにかが音を立てている。…

9月5日

台風の被害を確認しながら出勤する。今日の仕事は、会社のある地域の神社の片付け、帰宅後には地元の神社を片付ける。自然に対しては、心づもりをしておかないと、人の心のほうが先に折れる。台風や地震が頻繁に起こり、夏は高温多湿で40度を超え、冬は大雪…

9月4日

台風の過ぎた夕方は静かであった。夕日はあたりのものを黄く染め、風は雨をどこかへ連れ去った。風の通ったあとには木が倒れ枝が散らかっていた。吹き荒ぶ南風にゆれる世界。平穏無事である。

9月3日

いま聴いている音楽。bonobo『Last night tales』 Miles Davis『In a silent way』、Nina Simone 『I think it's going to rain today』 いま読んでいる本。ブルーノ・ムナーリ『ファンタジア』『モノからモノが生まれる』『デザインとヴィジュアル・コミュ…

9月2日

終日ゆっくり過ごす。ここ数ヶ月、おやつは芋けんぴばかり。細めが好み。夜、昨日買った文芸誌『アルテリ』を読む。アルテリとは、職人の自主的な共同組織を意味する言葉。熊本の橙書店が発行している。今号は石牟礼道子追悼号。執筆者と石牟礼道子さんとの…

9月1日

寺尾紗穂( https://www.cinra.net/report/201803-teraosaho )、コムアイ( https://www.cinra.net/report/201803-komi )、松岡正剛『千夜千冊別冊 311を読む』、ムナーリ『モノからモノが生まれる』を読む。 土地の記憶、言葉の成り立ち、歴史の上に立つ…

8月31日

今日で8月が終わる。 走るときに足の指で地面を蹴り上げてるか、体の使い方は正しいのか、筋トレするときに正しい姿勢で行っているのか、想像に任せると人に言う前に想像力とは何か言葉で現せるのか、お金を使う前に紙幣とは何かわかっているのか、わかって…

8月30日

今日もつづき。 創造力は、仕切りによって整理された頭の記憶領域のことで、その仕切る方法を型と呼び、新しい情報(情報とは、『ページと力』より)が入ってくるたびに、あらかじめ用意されている仕切られた領域へ振り分けることを賢さや思考スピードで、そ…

8月29日

昨日の続き。 仕事の師匠の判断が早いのは、行動をする前に、自分の中にすでに型が決まっていたり、考えやアイデアの束がまとまっているからだとおもう。とかくぼくたちは、頭のいい人はその場その場で瞬時にアイデアや考えをおもいつているようにおもうが、…

8月28日

日中は暑さがつづく。 仕事の師匠はアイデアが豊富だが、発言や行動をよく観察していると、問題をひとつずつ要素に分けていること、その要素を仕事によって組み替えていること(難しいことをしていないのに丁寧で早くてきれい)、その要素は経験から論理づけ…

8月27日

朝から1日暑くて暑くて。お盆が過ぎたのにこの暑さは身体に 堪える。暑すぎるから、いつもよりはやく仕事をはじめ、いつもよりはやく家に帰る。ただそれだけなのに、家に帰ってからの気分や過ごし方が格段に気持ちがいい。時間に余裕があるからなのだろう。…

8月26日

想像力といえば思い浮かぶのは、アイデアやゼロからなにかを生み出す力のようなイメージだったり、あるいは、あまりよくわからないもの、または、都合のいい言い訳(想像力にまかせるといったたぐいの)のようなものだとおもっていた。想像力の喚起が教育に…

8月25日

朝3時30分に目が覚めた。蚊の羽音のせいか、昨夜早くに布団にもぐったからか、それとも月が明るいからか。カーテンの隙間から外を見ると、月が西の空の低い地平にあって、夜が明るい。風はない。 自分は何者か、どこから来てどこへ行くのか。世の中のたくさ…

8月24日

現代と名乗るものをよく耳にする。けれどそれらは、あるときぽっと出てきたわけではなく、その前後には、それが生まれるまえの土壌があったはずだ。新しいものというと、いま作られた最新のものだけではない。生まれた年代ではなく、いまぼくがはじめて目に…

8月23日

台風の影響で風が強い。昼からは風が強まってきたから、家でおとなしくする。親父が鰻屋のおいしさと接客のよさは別だと言った。ぼくはそうはおもわない。うなぎの味や接客の良さ、店の綺麗さ、インテリア、すべて合わせて店であり、もっというならその地域…

8月22日

師匠曰く、重機を乗る人で、古い重機を使っている人はだいたいうまい。それは色々を知恵で解決しているからだと言った。昔の家には隙間風が通っていた。建築材の木は風を通して湿気から守らなければならなかった。それなのに、断熱や密室を作り上げた家では…

8月21日

ぼくは理屈っぽいところがあるが、理屈をはるかに上回るなにかが好きで、最後は直感を信じたいから。そのときに注意しているのは、まわりのみんなはそう言っているという視点から語らないこと、自分はこう考えた結果、そうした、だからこうだとう思考の流れ…

8月20日

社務所の屋根のトタンと窓のサッシが壊れた。社長がそれぞれの職能(トタン屋とサッシ屋)に電話すると、すぐに飛んできて、2,3分見ただけで見積もりを終え帰っていった。独立した個人からなる集団や地域は強い。日本人はひとりでいるとおとなしいのに、集…

8月19日

朝、Youtubeで細野晴臣のデイジーホリデイを聞く。最近聴いているラジオは、細野晴臣のデイジーホリデイかピーター・バラカンのバラカンビートだけ。ほとんどのラジオ番組が音楽好きのためのものでなくなった。細野さんが、最近の若者が、昔の音楽を懐かしい…

8月18日

窓を開けて、シャツとパンツにタオルケットで寝ていると、寒すぎ目が覚めた。寝ぼけながら置いてあったジャージの上下を切る。 突然、秋がきた。 気持ちのいい朝だったので、気持ちいい音楽をかける。TOM TOM CLUBのGenius of LoveをサンプリングしているMar…

8月17日

夏の一日の中に少しずつ秋が顔を出し、気付けば、蝉に混ざって、スズムシが泣きはじめた。ここのところ民謡クルセイダーズを聞いている。ラテンビートに乗った民謡は最高で、これは踊れるし、ライブに行かなくちゃ!日本の音に夢中の平成最後の夏。

8月16日

お盆休みを終え、今日から仕事はじめ。ソロツーリングから帰ってきて以来、郡上おどりのグルーブが体に残っている。ゆらゆら気持ちがいい、単調な拍子に合わせて踊りながら屋形の周りをまわっていると、場に溶けていき、空気と一体になる。帰宅してからとい…

8月15日

京都の下鴨古本市に今年も出向こうと思ったけれど、やめておく。先日までのソロツーリングで、白洲正子さんが言うように、「自然の風景というものは、思想をただし、精神をととのえ」はしたが、体が少し疲れているから、今日は終日、家でゆっくりする。とと…

8月14日

年に数回のソロツーリング(今年のテーマはサブタイトル「シンプルに、ソロで、そのとき行動する」)から帰宅したのは朝4時。帰宅後、シャワーを浴び歯磨きを済ませ、自宅のベッドに寝転ぶ。起きたら昼が過ぎていた。 昼すぎに兄ファミリーが大阪から帰って…

8月13日

アズミ族が歩いた谷を眼下に、梓川に沿って敷かれた国道158号を車で走る。迫る谷は切り立ち、灰色の厚い雲が谷に流れ込む。川の石は硫黄の黄色。上高地が観光地として賑わっているのは伝えがつづいているからなのだ。だれかが上高地の魅力を語り、それを聞い…