8月29日

昨日の続き。

仕事の師匠の判断が早いのは、行動をする前に、自分の中にすでに型が決まっていたり、考えやアイデアの束がまとまっているからだとおもう。とかくぼくたちは、頭のいい人はその場その場で瞬時にアイデアや考えをおもいつているようにおもうが、そうじゃなくて、ことが起こる前に、すでに用意しているのだ。

想像力やアイデアは思いつきであり、センスだからそんなもの生まれ持ってないと思い込んでいたが、ムナーリの「想像力とは類例だ」という一節を読んだ瞬間、想像力とは方法で、ぼくたちはその方法を知っていないだけなんだとおもった。ということは、その方法さえ身につければ、想像力を発揮することができるのではないか。じゃあ想像力とは、さっきも書いたけど、やっぱり、事前に準備された類例や、いいQ、Qの再定義と解決によってうまれるものだとおもう。

本日もムナーリを読む。