2020-01-01から1年間の記事一覧

11月9日

◆ドアを出て、車までの数十歩の間に、冬の訪れを感じる。日差しは温かく、風は冷たい。朝の気温は10度。もう冬はそこまで来ている。◆最近は、清水真砂子『子どもの本のもつ力』と鈴木大拙『禅』を平行して読んでいる。◆百丈涅槃が、野良にでて働いてこい、そ…

11月8日

◆昨夜は目覚ましをかけずに寝た。朝、起きたら午前10時。シャワーを浴びて、ゆっくりしたら11時前。腹が減ったから、豚肉とキャベツの野菜炒めを作る。時間があるから、有元葉子さんの『レシピを見ないで作れるようになりましょう。』を読んでから調理する。…

11月7日

◆朝、起き抜けに、母が来週末兄貴が帰ってくるといった。続いて、また転職したと。◆生きいれば何でもいいんじゃないか、とおもう。もちろん良識を持った上で。その上で、楽しかったらなおよい。終身雇用だろうが、ひとつの会社で勤め上げようが、自営業であ…

11月5日

◆朝、家を出るときに東から立ち上る朝日を正面に受ける、そのまぶしさに、寒い季節の到来を感じる。◆川久保玲のインタビューを思い出す。文脈や物語では語り得ない、説明できない感覚が、出来事やものが内包する「らしさ」の重層化が可能にする。ソンタグの…

11月4日

◆もともと決められた目標に向かって、数字を合わせるお堅い仕事。おうえに文句を言われないかどうか。目標の根拠は想像。目標の達成がなそうとすることを目指さず、あくまでも目標の数字に合わせる。プライドの高さや怒られることへの不安が邪魔をする世の中…

11月2日

◆ 大阪都構想は住民の反対で帰結 いま世界は分断を民意に問うている。イギリスもアメリカもどうなるのか。◆ ソンタグの「キャンプについて」の羅列、川久保玲のインタビュー、夏目漱石の夢十夜、春雨物語。羅列と順序の衝撃。SWITCHの川久保玲のインタビュー…

11月1日

◆ 雑誌SWITCHのコムデギャルソン特集2冊を読む。川久保玲が繰り返し言っていること、「常に新しいものをつくる」「わくわくすること」「テクニックでは駄目で、思想、哲学をきちんとしないとね。テクニックではなく大切なのはディレクションです。前のもの…

10月6日

20時30分から20分間のランニングを終え、街灯のない田圃道を歩いて自宅へ向かう。空はくっきり晴れ、北東の月は煌めいている。ぼやっと空を眺めるのなんてしばらくぶりだ。空を仰ぎながら歩いていると、流れ星が月の下を駆けた。その時間はあっという間で、…

7月21日

23時20分。夜を照らす雷が鳴く。部屋の明かりが数秒消える。季節の変わり目には、たいてい雷が鳴る。大雨は、これまでの季節を流して、空白を生む。その空白に次の季節がやってくる。ずいぶん前に過ぎた立夏を忘れていた。夜の音連れが、夏を予期させる。松…

7月20日

ニイニイゼミが「ジーーー」っと鳴いている朝に、夏らしさがある。石川竜一の写真集『okinawan portraits』で現像された写真の被写体の濃淡に、そこにあるのにないものとして見ている「わたし」の感覚を憂う。仕事の休憩中に車のFMラジオから流れたサンタナ…

6月6日

6月いっぱいは忙しい日々が続く。忙しいのは仕事ではなく、仕事後で、ほぼ毎日2時前に寝6時30分に起きる生活リズム。習得したいこと、楽しいことをやっているのだから、うれしいわけなのだけど、できることなら、Eight Days A Weekになってほしい。 久しぶ…

5月7日

これまで何を言うかではなく、何をするか、を主題にしていた。いまは、発言や行動に至るまでの背景を推察してみるようになった。同じものを見ていても、その見え方はひとによって違う。年を取るにつれて、いろいろをアップデートし続けねば。特に、OSを。 台…

5月6日

本を読みすすめていると、ある言葉に出会う。そのとき、われわれは、読んできた文脈のうえで、その言葉を咀嚼する。非自己がなければ、自己はない。このこと、免疫の仕組みと繋がっている。 昨夜寝る前に読んだ、「われわれのコミュニケーションにおいては、…

5月5日

ゴールデンウィーク3日目。こどもの日。8時過ぎに起きる。ドレッシングを作るのに、新タマをおろしていると、泣けてきた。玉ねぎが目に。新タマ1個、にんにく1片、酢100ml、塩小さじ1、オリーブオイル小さじ1をひたすら混ぜて、とろっとしたら、冷蔵庫で…

5月4日

ゴールデンウィーク2日目。上からステイホームウィークにしようなんていわれなくても、ステイホームウィークだ。ひたすら本を読む。10時に起きて、お茶を飲む。おかんが玄関先で、訪ねてきた友人としゃべっている。昼飯は玄米チャーハンと鶏スープ。自室に戻…

5月3日

日曜日の9時頃に幹線道路を走っている。天気は曇り。家で淹れたコーヒーにCBDオイルを入れ、揺れる車で体を揺らしつつ、久しぶりに買い出しにゆく。 10時ごろに白川通を走る。道路の中央を分けるように並ぶ樹木が新緑の葉を茂らせている。風のない昼前の京…

5月2日

30度目前の陽気ともなれば、気分はもう夏で、職場に向かっていると、ジーーッ、と蝉が鳴いていた。 昼どきに炭酸が呑みたくなり寄ったコンビニで、久しぶり知人にあった。コロナのことなど話題に事欠かないなか、ゴールデンウィークどうですかと聞いたら、…

5月1日

最近ランが続いているのは、明確な目標があるからではなく、気持ちいいからなのだと思う。前まで30分走るといった具体的な目標を掲げては三日坊主だったのに、いまは、とりあえず走りたいだけ走るスタイルで、継続している。身体の声の発する目標は、気持ち…

4月30日

20時30分過ぎに、ライトとスマホを手に、Bluetoothのイヤホンを耳に、近所を走る。西の空には上弦の月が際立っている。長袖と半パンでちょうどいい夜であった。小学校の頃の通学路を、5分ほど走っていると、突然、丹田から熱が体をめぐっているように感じた…

4月29日

仕事を昼までに済ませた日の午後は、落ち着いてゆったりと過ごす。帰り道に社長の奥さんが縁側で座っているのを遠くから見て、ペコッとしたら、会釈が返ってきた。垂れる穂のようなコミュニケーションだな。 帰り道に、スーパーに立ち寄る。今晩はなんか、た…

4月28日

気持ちのいい朝の新芽と花の香りに誘われて、肌が引き締まる冷たい空気を車内に入れるために、少し窓を開けて車を走らせる。早々に拡大されたゴールデンデンウィークに入ったひとたちはまだ布団の中だろうか、朝の道は空いていた。Khruangbinを聴きながらゆ…

4月27日

カーラジオから流れるmore than thisを聞きながら、現場へ向かう。風のない朝の澄んだ空気の、4月最後の月曜日は、人影がまばらである。ときおりみる、見知らぬ家族の距離感は以前より縮まっているようにおもえたのは、日常の選択肢が限定され、飽き、小さ…

4月26日

空霞む、穏やかな天候の朝。3時に寝て、9時に起きる。ゴールデンウィークは、いつのまにかステイホームウィークになっていた。1週間分の食材を仕入れに30分車を走らせ、野菜直売所へ向かう。直売所では一度に入店できる人数をコントロールしていた。旬の…

4月25日

霜が降りた寒い朝。昼に近づくにつれ早春の寒さは緩み、軽トラの窓を開けて走るのに心地いい暖かさとなった。午前中で終わった仕事をあとにして、気持ちよく帰路を走る。半日仕事の清々しさったらありゃしない。 今日も神社の境内の仕事であった。昨日のおじ…

4月24日

よき朝。5月目前の事実が虚のような不意打ちの寒さが続いている。目覚めはばっちりである。CBDのおかげか、高山宏『夢十夜を十夜で』のおかげか。 今日も神社の境内の伐採。境内の物陰の気配に振り返ると、白い猫がじっと見ていた。いつもスリーマンセルで、…

4月23日

11時が新月である。月は見えないが、見えてなくとも地球に大きく影響を与える。朝に、クロレラとベントナイトを飲む。 グッドモーニング。NTS radioで山下達郎リミックスを聞き、通勤途中の畦に並んで咲いているボタン桜の満開の知らせを心待ちにしている。…

4月22日

新月である(正確には明日だが、明日の夜からは満月に向かっていく)。デトックスにうってつけの日である。月の引力によって、生物は体内のものを外に出す日なのだ。朝起きて、クロレラとベントナイト(泥)を飲んで、毒抜きからはじめる。 4月も終わりに差…

4月21日

仕事を午前中で終え、昼からはわいわい喋りながら翌日の準備をする。いまのところ、親類や知人にコロナ感染者はでていないものの、そろりそろりと、その足音が聞こえている。一体、我々は何に対して危機感を覚えているのだろうか。 帰宅すると、切望していた…

4月20日

雨天決行の仕事が、大雨のため中止となった月曜日。ハンバートハンバートのWorkを聞きながら、通った公園の桜の花はほとんど散っていた。コロナウイルス(最近の日記には「コロナウイルス 」がほぼ出現するなあ、2020年の生活の背景に間違いなく影響してる)…

4月19日

そういえば、今日、誕生日であった。教えてくれたのは、SNSだった。ありがたいのか、迷惑なのか、やさしいのか、わからない。 9時に起きて、コーヒーを淹れ、ピスタチオを頬張りながら、机に向かう。何か机が味気ないなと思い、机の上を見回すと、煤竹に花が…