4月24日

よき朝。5月目前の事実が虚のような不意打ちの寒さが続いている。目覚めはばっちりである。CBDのおかげか、高山宏夢十夜を十夜で』のおかげか。

 

今日も神社の境内の伐採。境内の物陰の気配に振り返ると、白い猫がじっと見ていた。いつもスリーマンセルで、それぞれがどう行動を起こすかを、音や声を察知しながら働いている。そこに、昨日から新たなおじさんが手伝いに来てくれている。

 

スリーマンセルの頭は、奇想天外なアイデアを連発する(しかも実は理にかなっている)。それを見るたび、本当のところなにをやってもいいのに、なんでも「危険立ち入り禁止」のように制限をかけているのは、思考やルールや制度なのだと気づかされる。兄弟子とぼくは、それに、慣れているが、おじさんは初体験だった。

 

たちまち、おじさんの制限された思考の理解の範疇を超えた。おじさんは、そんなの無理、と疑っていた。親方が、目の前であっさりと、あっけなく、やってみせる。おじさんは唖然としていた。そんな、ちっぽけなひとの考えや道理を目の前でやすやすと更新されたとき、ひとは、拒絶するか、感嘆するのだろう。それで、おじさんが尋ねてきた。

 

「どういうふうに普段仕事してるの、役割とかあんの」

 

「そうですね、適当です!」

 

あらかじめ決められたは明白な役割はない。それぞれが、そのときどきで、その場で、適切なことを行う。なにをしたらいいの?と聞かれたら、わからへんと答える。わからへんには2種類ある。なにをすべきかがわからないか、いまなにをすべきかはそのひとの裁量に任せられているから自分で判断して、だ。そんな環境にいると、何でもやっていいと思えてくる。

 

とはいえ、「なんでもやっていい」わけがないから、「なんでもやっていい」を制限するように、個人ルールを決めている。理屈的、倫理的、法的などあらゆる根拠を頭に入れておくこと、「ひとが喜んでいるシーン」を想像すること。それ以外、なにをやってもいい。

 

夜、情報の師匠から金言を得る。ひとまず、ポケッタブル長靴を購入し、サバイバルツールを整える。

 

「今後、第一波が落ち着き、第二波が来るわずかの間に、次の準備をしていた人と楽観的に見た人の差が、その後に大きく開くことになると思われます。 政府や世間体は関係なく、個々でしっかり判断が望まれるところです。」、と。

 

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厚生労働省より
4月24日12時時点、国内で今般の新型コロナウイルスに関連した感染症の感染者は12,388例となりました。
内訳は、患者7,577例、無症状病原体保有者805例、陽性確定例(症状有無確認中)4,006例となります。国内の死亡者は317名です。
また、国内での退院者は62名増加し、2,536名となりました。

【内訳】
・患者7,577例(国内事例7,531例、チャーター便帰国者事例11例、空港検疫35例)
・無症状病原体保有者805例
(国内事例703例、チャーター便帰国者事例4例、空港検疫98例)
・陽性確定例4,006例(国内事例4,006例)
日本国籍の者5,694名、外国籍の者67人(他は国籍確認中)

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