2019-01-01から1年間の記事一覧

12月29日

昨夜、酒に酔った親父(狭い田舎の自分の目の届く範囲で育ち、人種や考えの多様性に触れたことがなく、メインの情報源はテレビで、価値観や倫理を自分でアップデートできるのに国や会社などの大きなものに委ねているひと)に、ぼくにはあんたがよくわからな…

12月28日

22時30分ごろ、鈴鹿山脈を西から東に超えて、湯の山温泉へ。1時間ぐらい湯けむりに紛れながら、今年を反芻する。どれくらい浸かったのかはわからないが、今年1年を1時間に満たない時間で思い返すのだから、圧縮するか薄くするか短縮するしかない。 「なんと…

12月27日

天気予報では昼から晴れであったのに、晴れながら雨の降る一日であった。年神さんは、予定を合わせて、年の瀬にはちゃんと寒さ運んでくる。そんな年の瀬の気分に、フォークが身に沁みる。折坂悠太、松井文、高田渡、高田蓮、西岡恭三、加川良、ボブ・ディラ…

12月22日

0時15分、名古屋駅から出発した夜行バスで東京へ向かう。3列独立シートのA6、到着予定時刻は5時18分。 5時15分、東京駅。辺りは暗く寒い。夜明け前の東京駅はまだ動いていないし、人もまばらで、時間の流れはゆったりとしている。スマホがないと迷うなと思…

12月20日

ひさしぶりに、親友から連絡が来た。こちらが勝手に親友だと思っているというだけなのだけど、そういうひとが数人いる。毎日会うわけではないし、頻繁に連絡するわけでもないけれど、遠くに住んでいても、その近くに行くことがあればまず連絡をする。そうい…

12月19日

16時前の陽光は雲に遮られ、薄暗い冬至前の夕方に、冬を思うも、寒くない空気のせいで、明るさからしか冬だと感じないでいるがごとく、現状に物憂いである。 https://open.spotify.com/episode/7sGlW0lLSt6axFCudj9zhj?si=0hw1H5I7Q0ev18x7PqQ7Jw 経済停滞の…

12月15日

朝の9時ごろの京都は紅葉がひと段落したせいか穏やでひとはそれほどいない。昨日の試合の疲れをアクティブレストで取り除くために、2時間ほど自転車で市内をうろうろする。京都市内をうろうろするのに、自転車以上にいい乗り物はない。市内の建物や、景色、…

12月4日

風の冷たい一日であった。冷たい風をひといき吸い込むと、夏の暑いそれよりも、濃厚であった。空気の密度が高いからなのかもしれない。連日30度を超える夏にやっていたのと同じ仕事を今やっているけれど、運動量も質も、まったく違う。仕事の師匠は夏と冬の…

12月2日

6時30分に一度起きて、カーテンを開けると、雨が降っていた。急遽休工の連絡が入り、二度寝。久しぶりの平日の休みに、二度寝と合わせて12時間の長い眠りから、12時過ぎに起きると、昨日の試合の疲れで、身体中がバキバキで痛い。 昨日、格下に先行された試…

11月27日

猛烈な歯がゆさに追い討ちをかけられたとき、ぼくはそれを真っ向から立ち向かう。経験上、その歯がゆさを感じる指摘のなかに探していたものがある。今週の師範代の指南はまさしくそれであった。歯がゆさを認めるのは容易でなく、また辛い。が、そこに、未知…

11月26日

夕方家を出て、大津へ向かう。車のエンジンをかける音からはじまる、クラフトワークのアウトバーンを聞く。夜のドライブとの相性は抜群である。大津の一等地の前を通る。1階にセブンイレブン、2階に24時間のトレーニングジムのビル、その隣に建物は進学塾…

11月25日

17時が過ぎた頃の辺りは暗い。足早に帰宅して、ゆっくり風呂に浸かり、鍋を食べて、こたつに入ってSteely DanのアルバムCan't buy a thrillを聴きながら、坂口恭平『まとまらない人』を1章読み、次に、高城剛『サバイバル時代の健康術』を1章読み、師範代…

10月25日

大雨の中、仕事。森で2時間近く待ちぼうけ。雨音がポツポツ車のボンネットに当たってリズムを刻む。薄暗い。こういうときには異界の扉が開き、思考はぐるぐる回る。 夕食の席でついに親父がご飯と一緒にお菓子を食べはじめた。これまで、祖父母やおかん、子…

10月24日

昨日の睡眠から目覚めて、体調バンゼン、思考スッキリ。この10日ほど、朝食の藻と泥の毒抜きに慣れてきたのか、じわりじわりだが、体の調子が上がっている(下がっていたわけではない)。十分な食事と睡眠があれば調子はかなりよくなる。加えて、時間をつく…

10月23日

寝起きはいい。体調も悪くない。身体もよく動く。けれど、目に見えない疲れは貯まっていて、特に睡眠は顕著で、起きていながら動いていないとき(車の運転とか)の眠気がすごい。この一週間は睡眠時間がこれまでに比べ極端に少ない。稽古に少し余裕ができた…

10月22日

朝方の大雨で、急な休み。朝から学校の課題で仲の良い最近連絡していない先輩にインタビュー。彼の影響をぼくは結構受けていて、特にメンタリティに、ひさしぶり話せてよかった。いま自分の決断することに対する自身は、決断するまでにいろいろ糞努力してい…

10月21日

台風の影響で今晩から明日にかけて大雨の予報。仕事中は蒸し暑く風がない。山蛭に一箇所噛まれた夕方、突然大粒の雨が降ってきて、急ぎ足で仕事を片付けて、事務所へ向かう。注文しておいた猪肉500gはたっぷりの脂がのっている。これを気の合うメンバーで食…

10月20日

9時に起きて、野菜直売所へ、向かう。秋の野菜が並んでいる。アケビ、ゆず、さつまいも、里芋、山芋、みつばなどなど。買い物を終えると、ちょうど味噌汁のサービスがあり、新米のコシヒカリと一緒にいただく。うまい! 「世の中。みんなそうやってるで」と…

10月19日

暑くも寒くもない。半袖と長袖のシャツが代わる代わる。金木犀の匂い付きの雨が降る。無風の雨はまっすぐ地面を叩きつける。雨が降ってきたことに気づいたのは、ザーッとした音がしたからだ。雨の音は雨の音じゃない?雨何かに当たった音だ。屋根、アスファ…

10月18日

いつもより1時間遅い出勤。スローなテンポから体と気持ちに余裕がうまれ、集合時刻にかなりの余裕を持って家を出たら、車内ではスローなLoFiが響き、道中は学校の稽古の余韻を味わう。 今週の月曜日に開校した学校のクラスの面々がすこしずつ明るみになって…

10月17日

これは毎日深夜まで勉強をしなければいけないと覚悟したくもりの朝。師範代恐るべし。書き手としてたくさんの情報があるなか、どれを取捨選択するのかと。読み手に何を伝えたいのかと。もっと深く必死に問いかけなさいと。 夕方、学校の課題で、ブレグジット…

10月16日

7時に家を出たら、氏神の眠る森の正面から日が射した気温10度の朝。仕事を終えて事務所に向かっていると、正面から西日が差す。日の出と日の入りに向かうカラスのように日々を過ごす。江戸時代の和時計のように冬と夏で昼と夜の長さが変わる尺度は、昼と夜の…

10月15日

満月に向かっている練習の帰り道。月明かりに照らされた工場の煙はまっすぐ空に向かっていた。空には雲ひとつなく。また風もない。気温は10度。明日の朝は冷え込みそうである。 稽古が始まって、最初の師範代の指南を読む。このひとやばい!相手が選んだ言葉…

10月14日

台風が残していった雨がしとしと朝から降る。気温は20度を下回り半袖のTシャツではすこし肌寒い。半日で終えた仕事帰りに、政所へ出向いて、今日から始まった学校の夜なべのパートナーとして、政所茶の番茶を仕入れる。昼過ぎから、新たな師範代からばんば…

10月13日

台風を追いかける風はまだ吹いているけれど、台風一過の気持ちのよい晴れ。僕の住んでいる地域はなにごともなく台風が過ぎていった。一方で、東海関東信州では大災害であった。 災害の時に思うのは、避難物資の準備とともに、メンタルの準備だろう。いくら準…

10月12日

昼過ぎからやってくる台風に備えて、1日家に引きこもると決意した。8時に起きて、ひとまず白湯を飲んでから、泥と藻を飲み込む。雨は降っているもののまだ小雨である。 朝と昼兼用で、ほうれん草の味噌汁と鰹節ご飯をいただいて、今日やろうと思っていること…

10月11日

呼吸しづらいほど湿度を含んだ空気であった。空は雲に覆われている。微かに吹く風では空気が重すぎて運べない。じっとり汗をかきながら週末の仕事を終える。帰宅途中、西の空を見ると、雲の切れ間から暖色の光が差す。穏やかな日暮れであった。静かである、…

10月10日

グッドモーニング。秋晴れの気持ちのよい朝。目覚めも良い。朝食、泥と藻生活2日目。軽トラに乗って、還暦前のおじさんと一緒に現場へ向かう最中、古墳のことや、宇宙のことなんか研究したってなんになるんやろとぼやいていた。 ある同僚が、週末の祭りの稽…

10月9日

ツクツクボウシ独り鳴く森。盛りに猛る鹿の鳴き声のこだま。雲なき高い空に吹く軽い風。満ちに向かう東の空に欠けた月。暮れる夕暮れに見とれて誰そ彼。美しい美しい夕暮れ時、太陽が山裾へ落ちていく遠景を横目に、折坂悠太の茜を聴きながら、帰路に立つ。…

10月8日

朝から頭も体もスッキリ。目覚め良好。体と気持ちのバランスが整っている状態って、なんかこうパワーが漲ってくるのではなくって、からっぽとかスッキリに近い状態なんじゃないのか。何でも受け入れられるような。今日なんか、クラゲがプカプカ海に浮いてい…