10月18日

いつもより1時間遅い出勤。スローなテンポから体と気持ちに余裕がうまれ、集合時刻にかなりの余裕を持って家を出たら、車内ではスローなLoFiが響き、道中は学校の稽古の余韻を味わう。

 

今週の月曜日に開校した学校のクラスの面々がすこしずつ明るみになってきて、メンツがケッコウやばい。昨年のクラスメイトもヤバかったが、今回は毛色の違うヤバさである。

 

この時代に会えない人はいないということである。インターネットが世界を繋ぎ、すくなくともネットの上には会いたい人にたどり着くためのアドレスが書かれてある。会ってくれるかは別として。そう、そんな時代なのであるが、会えない人はいないという事実と、一方でその出会い方が大事だと思っている。ぼくがいまいるネット上のアジールは、身分も年齢も性別も職種も何も関係のない、現代の茶室のような場所である。草履を脱いで、武器を置いて、狭い躙口を頭を下げて入るアジールでの出会いは、同好であり、格別だ。

 

今期のそのアジールのクラスメートの動向を伺う限り、これまで見えていたものや見えていたのに気づかなかったことを、発見し壊し方法を持って作り直すことに、価値を見出して、登校している方が多いようだ。超一級のクリエイティブの先陣を切っている人たち多数なのである。

 

今週を振り返る。ほんと、余計なことをする時間がない。というより、時間があるから余計なことをしていたのかもしれない。ほとんどSNSも見ないし、早く家帰って、稽古に勤しんでいる。だからこそ、ボケーっとする時間を強制的に設けている。稽古に集中するための、入浴15分でリブートして夜な夜な言葉の世界の深淵へ歩みを進める、。