12月27日

天気予報では昼から晴れであったのに、晴れながら雨の降る一日であった。年神さんは、予定を合わせて、年の瀬にはちゃんと寒さ運んでくる。そんな年の瀬の気分に、フォークが身に沁みる。折坂悠太、松井文、高田渡、高田蓮、西岡恭三、加川良ボブ・ディランを垂れ流す。最後に高田渡の『来年の話をしよう』でしんみり。

 

今日で仕事を納める。親友から連絡があり年末の予定が埋まっていく。親友とは、僕が勝手にそう思っているだけである。そのひとには親友とは宣言していない。だけど、何があっても手助けできる間柄である。いつどんなときであっても、手を差し伸べる間柄である。相手がどう思っているかなんてどうでもいい、あくまでこちらの態度である。

 

いつもなら、雪の森の静寂の中で、インナーワールドを彷徨うのだけど、今年は、親友と語らい、話を聞いてもらいながら、ぼくの意識の中にある未だまとまっていない考えを、僕自身が気づけるくらいに意味単位の塊として取り出す手伝いをしてもい、未来の話をしようと思う。