12月29日

昨夜、酒に酔った親父(狭い田舎の自分の目の届く範囲で育ち、人種や考えの多様性に触れたことがなく、メインの情報源はテレビで、価値観や倫理を自分でアップデートできるのに国や会社などの大きなものに委ねているひと)に、ぼくにはあんたがよくわからない、と言われた。

 

この場合のよくわからない、というのは、ぼくの理解の範疇の外側にあなたは存在していて、ぼくの理解ではあなたを「わかる」ことはできない。ぼくの考えをあなたに話し、ときに、言いくるめようとするのだけど、どうも、それもうまくいかない。だからまあ、あなたの言っていることは、ぼくにとって、「外国語」のようなものである。

 

いま物語を書いている。これから、音楽を作り、写真と映像をはじめ、貨幣経済とはべつの態度経済や、その他いろんな経済を作り、食料の自給率を高め、もっと多読をし、創発の場を作りたい。絶対矛盾的自己同一のような、タソガレのような、あるいは、温泉のユケムリのような、言葉では説明のつかない、けれど、そこには確かにある存在を言葉で説明する努力をした。