10月13日

台風を追いかける風はまだ吹いているけれど、台風一過の気持ちのよい晴れ。僕の住んでいる地域はなにごともなく台風が過ぎていった。一方で、東海関東信州では大災害であった。

 

災害の時に思うのは、避難物資の準備とともに、メンタルの準備だろう。いくら準備を整えたところで、ヒトの力では太刀打ちできない。できうる限りのことを迅速にやって、惨事が過ぎていくのを待つほかない。起こることは起こる。大事なことは、起こったあとにどうするかであって、そこから、次に向けての対策や、目の前のこれからのことの行動へ移さなければいけない。そのための準備である。

 

都から遠い白山や東北などの山の深い土地では、信仰が深いのは、惨事に対するメンタリティを整える上で重要だったからなのではないか。いまのこのご時世に、かつて日本が大切にしてきた信仰はかなり薄まっている。それを自己で、小グループで組み立てなくてはいかないのではないか。結局、惨事は起こる。起こることに対して我々ができることなどたかがしれている。起こったことに対して、どう対峙していくのかは、人によってちがう。その見方を未来へと繋げられるものにしたい。

 

朝から京都へ買い出しに行く。その前に、腹ごしらえにル・プチメックで修行前最後のグルテンの摂取。2000円分のグルテンはやっぱりおいしかったが、数時間後には腹の調子が悪化。やっぱりグルテンの大量摂取がダメなのを体は知っている。

 

最近体の調子がいいのは、もちろん食生活の実験の賜物ではあるけれど、毎日の15分以上の入浴とストレッチが効いているように思う。ストレッチの目的は筋を伸ばすというより、骨を元に戻すことであるいる。骨を元の位置に戻すことで、骨に引っ張られて間違った挙動をしていた筋肉がちゃんと動くのではと考えた。ちゃんと動かないから怪我をしたりある一点に疲れがたまるのだろう。これが結構調子がいい。ちょっと前まで膝にあった痛みは消え、疲れが溜まりづらくなった感じがする。しばらく続けよう。

 

昼前に、明日から始まる修行の連絡が来た。「ようやく」と「ついに」が混ざったワクワクを今しばらく楽しんでいる。