10月9日

ツクツクボウシ独り鳴く森。盛りに猛る鹿の鳴き声のこだま。雲なき高い空に吹く軽い風。満ちに向かう東の空に欠けた月。暮れる夕暮れに見とれて誰そ彼。美しい美しい夕暮れ時、太陽が山裾へ落ちていく遠景を横目に、折坂悠太の茜を聴きながら、帰路に立つ。夕日があまりにも綺麗すぎて綺麗すぎて、生まれたのが不安であった。

 

あまりにも天気がよすぎるとなにか不吉なことが起こるのではないか、いいことばかりが続いていると落とし穴に落ちるのではないかと考えるのはなぜなのだろうか。

 

満開の花を咲かせた桜は数日で散るように、花の盛りも長くは続かないことを感覚はしっているからなのだろうか。諸行は無常であり、盛者は必衰であり、季節は移ろうのである。

 

今日から、朝食を藻と泥にした。便が倍になった。ハイパーデトックス。