9月9日

ひとつのバイブスが場の空気を振るわせる瞬間を目撃する。京都大学の吉田寮で行われた村おこしという祭りに参加。会場はまさにカオスであり、それがひとつの方向に収束した場でもあった。混沌とした世界に、強い意志を放り込めば、そこに向かって「こと」が動き出す。最近は、ダンスミュージックをよく聞いている。とりわけ、民謡や踊りなど日本のダンスミュージックを聞いている。杉で作られた三味線のごったんを弾く薩摩からやってきた南部式や、平太鼓を連打する切腹ピストルズの生み出す拍子のグルーブに乗って、踊り倒す。体が勝手に動き出す。部屋で頭ばかり動かしているのなら、ストレスがたまっているのなら、踊ればいい。ほんとそう思う。日本のアングラがめちゃめちゃおもしろい。

ひと踊りしたら、高円寺の妄想カレー・ネグラの屋台でずっと店主やみなさまと喋っていた。遊びからのつながりで、商売へと向かうほうがいいという話だった。ぼくもそう思う。誰がなにをどういう風に作っているのか知りたいし、その人がどんなひとなのか、SNSではなく、実際に会って、話して、握手したい。ああなんだかめちゃめちゃ眠いけど、とてもよい一日だった。