8月30日

今日もつづき。

創造力は、仕切りによって整理された頭の記憶領域のことで、その仕切る方法を型と呼び、新しい情報(情報とは、『ページと力』より)が入ってくるたびに、あらかじめ用意されている仕切られた領域へ振り分けることを賢さや思考スピードで、その情報の仕切方や扱い方の違いが、文化やひとそれぞれなのだろう。

ここ数日の間、「想像力は類例」「情報はそれを開示する技術によってしか、ひとびとに姿を現さない」という一節を読んで、ちょっとものの捉え方が変わった。想像力を発揮する方法をぼくたちは知らないだけ、そういうことなのではないか。想像力とかおもてなしとか、ちゃんと言葉にしないと大人のいいわけにしかならない。

来月はブルーノ・ムナーリをまとめて読もうとおもう。『ファンタジア』『点と線のひみつ』『デザインとヴィジュアルコミュニケーション』『木をかこう』あたりを。言葉の定義を広くとらえることで、世界が変わっていく体験はやみつきになる。やめられないっす。本を読むのってだから楽しい。楽しいからみんなに伝えたい。