2月20日

夜、伊賀でタローさん一家とビアパーティー。テクスメックス(テキサス風メキシコ料理)の自家製全粒粉小麦で作ったトルティーヤをいただきながら、スージーがポートランドで買いあさってきたIPAを飲み比べる。どれもうまい!ポートランドには小さなブリュワリーがたくさんあって、それぞれの味を作っている。ボトルのデザインからブリュワリーのネーミング、材料まですべての工程を自分たちの手で行なっている。できるかぎりの工程にちょっかいを出す。面倒ではあるし、時間もかかるけれど、そうじゃないと自分の感覚をすべて表現できないとおもう。ものづくりは本来そういうものだろう。デザイナーにまかせすぎている。専門分化しすぎている。そりゃ効率はいいけれどさっ。ぼくは専門文化反対です。これからは総合の時代になるとおもっている。だって、じつは自分でなんだってできるのだから。はじめてでやり方がわからないときには、Youtubeをみながらはじめてみればいいだけなのだから。

 

寝る前にもうひと盛り上がり。メタ情報っおもしろいなーとおもう。毎日の通勤路にも、伐倒する一本のヒノキにも、くくりわなで捕まえた鹿にも、においや、色や、記憶がひっついている。通学路やヒノキや鹿と言葉にしたら、同じものなのだけど、そのひとつひとつは、ひとや季節は時間によって全然違う。ぼくはそこにひっついているメタ情報をせっせと拾い上げる。ぼくはひとつひとつの行為や、言動にひっついているメタ情報が好きなのだろう。 Bonoboを聞いて、やっぱりなにかやりはじめなきゃだめだねっていってから、寝る。