2月22日

松岡正剛『知の編集術』を読み終える。数日、本を読んでいなかった。毎日、実はぼくたちはいろいろを編集している。その編集方法に個性がある。たとえば今日の出来事を思い返してみる。それをできごとごとに、ポストイットに書いていく。ポストイットを好きに並べ替えていくと、ひとによって並べ方が違う。時系列、好きなこと順番など。普段、そんなこと意識していないけど、そこを意識するとおもしろい。編集とは注意のカーソルをものに当てることとある。ジョゼフ・キャンベルの神話の王道のように、我が編集方法を見つけ出したい。そのためには、ひびの稽古が欠かせない。ここをその場としたい。たとえば車を見立てる。動く発電器。ステータス。居住空間。動く箱。恋人のような。友人のような。自由に見立て、並べ、競わせ、組み換え、語らせる。その編集方法を鍛えたい。どう情報を集めるか?という文章を見かけて、読んでみたら、情報を発信したら、集まると書いてある。価値ある情報を発信することか。ここは稽古場なので、ぼくの勝手な見立てしかないけれど。