2月18日

東の山の向こうから陽の光が目を指す朝。毎日はつづく。同じような毎日は、微量の変化をともなって続いていく。受験に失敗しても、ワールドカップで優勝しても、学校を卒業してもねれば翌日はやってくる、毎日はつづく。

 

現実と物語の相違のひとつは、区切りがあること。終わりと始まりにはっきりと線引きがあること。そのことによって、感情が揺さぶられる。(始まりと終わりがあるものをすべて物語と言えるのではないか)

 

昨日読んだメキシコの作家オクタヴィオ・パスの千夜千冊『弓と竪琴』が忘れられない。

 

こんまり(近藤 麻理恵さん)のお片づけ術がいいなあとおもったのは、そうじテクニックの分類分け辞典ではなく、まず心に問いかけることから始めていること。これは効果覿面だろう。

 

仕事中に、ルーリードのWalk on the wild sideのイントロが頭に流れる。それにあわせて口ずさむ。そういうえば、なんでこの曲に惹かれるのだろうと考えると、歌詞に出てくる登場人物に「らしさ」の衣を着させて情景を浮かび上がらせているからなんだろうな。