12月6日(月)

11月の記録を読み返していた。ある出来事の記憶と、その出来事の記録との、時差に驚いた。時間の速度と体感が一致していない。そして、12月になった。師走は忙しいでごわす。今月に入ってすぐに、祖母が亡くなり、あわあわしていた。

冷たい雨の月曜、やっとのことゆるりと過ごしている。街の大型書店に開店の10時に飛び込んだら、本日の最初の客となった。いらっしゃいませも、何かお探しのものはございますでしょうか、のサービスもないのがいい。気兼ねなく、ぶらぶら。なにもかうつもりがなかったのに、Amazonほしい物リストに入っていない、『レイヴ・カルチャー』『手づくりのアジール 「土着の知」が生まれるところ』を買ってしまった。自分で思っているほど自分は、自分のほしいものを知っていないことを知っているから、ぶらぶらするのだろう。

週末、地域を盛り上げる系のイベントに誘われていて、行く予定だったけれど、急な祖母の葬儀以上に大事なものはない。行けなかった代わりに、地域を盛り上げる系イベントについてあれこれ今思っていることを書いておく。

・地域を盛り上げる系のイベントは、現在どの地域でも盛りあがっているけれど、それは今に始まったことではなくて、何十年も前から行われてきた。行政の観光課の予算で慣習的で規格的な方法を持って。先日の地域のニュースに、1998年から毎年行われてきた歴史の一場面を模するイベントが辞めになった。歴史は民衆とともにあるが、歴史の抽象化と民衆の文化が重なり合っていない。

・地域盛りあげ系イベントに賛同する人は、向き合っている温度が高温になるにつれ、歴史観の一点突破を試みがちで、熱量の少ない人を虐げがちなきがする。それじゃつまらない。つまらないから途中で頓挫する。

・今回のイベントもうそうなるのかなと思っていたけど、気になっている20代のアーティストが関わっていそうなので、そうならないかもしれない。主催のひとりからメールで、数年かけてやっていくとのことを聞いていたので、どこかで交われば手伝いたい。

・ヒントになるだろうと、K-POPが世界を制した方法や、コスプレが広まった仕組みを睨んでいる。『ファンカルチャーのデザイン (越境する認知科学)』を購入した。(今月本買いすぎ…)

のこる12月は、もう一発中規模の買い物で今月は財布の口を固く閉めるて、せっせと家の片付け。テーマは「静けさ」。さて、これから歯医者。予想外な出費も、痛みゼロで新年。しまった、ガーリック味のポテチを食べたのを忘れてた。