11月22日

鶴見和子の『南方熊楠』にこうある。「自然及び人間世界の森羅万象は、すべて原因結果の連鎖でつながっている。それはしかし、漫然とすべてがすべてに関係がある、ということではない。ある一つの場面をきりとると、そこにはかならず、その中のすべての事象が集中する『萃点(すいてん)』があり、その萃点に近いところから、しだいに、近因と遠因とをたどってゆくことができる。(中略)自然の破壊による人間の崩壊を、地球的規模で防ぐためには、現在自分が棲んでいる場所で、まずそれを防がなければならないという信念にもとづく行動をおこした。」

 

とにかくだ、気づいたら、方向を定めて、目の前のことからはじめる。朝食をちゃんと食べることからはじようではないか。