7月20日

◆今日も風は動かない。雲も黙っている。暑すぎて生き物は見えない場所で身を潜めている。ぼくは木陰で弁当を食べる。

◆読書法を変えたとたんに連想の質が変わった。いや変わったように感じている。自分自身で現象を分析できる能力は必須。分析とは、頭の中に箱を用意して、箱にラベルをつけて、仕分けることの意。適宜、アップデートを繰り返す。新しい箱が用意されると、これまでの箱との関係の意が変わる。 

◆できないことは悪いことじゃないが、できなかったときに、言い訳ばかり言うヤツなんて信用するものか。なにかしようと行ったときに、できない理由ばかり言うやつが友達なものか。ふと多和田葉子さんの言葉が頭に流れた。「今起こっていることはそれ単独ではなく、流れの中の一つの出来事だと理解する。ではこの流れの行き着く先は?と想像すると、未来のことが出てくる。歴史を読むとはそういうことです」と。その例として、アメリカの先生が日本から来た学生に質問した例をだし、「フランス革命を現在から見て、良い点と悪い点は?」という視点にどきっとした。「歴史を学んでいたら、未来が想像できるはず。日本で何かが起こったときに、これは過去のあの出来事と関係があるとか、すると未来はこうなるとか、自然と考えられるようになると思うんです。」と。日々をよく観察すると、ほんとにそんなこと思ってんのかなって発言が多すぎる。