10月5日

夜に初物のサンマを食べたが脂のりがイマイチだった。夕方試合を終えて体育館を出て最初に吸い込んだ空気は秋そのものであった。秋らしさに目をこらし耳を立てながら、目の前の機微を見つめる。ここのところまた少しずつメンタリティが変わりそうな予感があって、それは師匠の助言が引き金となっている。giveについて考えていて、そういえば、加持祈祷なんてのもあったなあ。ちょっとこのあたりのマインドセットを整えられれば、ぼくはまた違った僕になりそうなので、いまは変化の渦中に差しかかろうとする一歩前の蛹のような状態なのだと、蛹の側から世界を眺める。

 

世の中で催されるイベントで、まあこれさえったらええやろとか、有名人を呼べばいいだろうなんてものは、なにも楽しくない。これは、いわばステレオタイプの浪費でしかなく、その場をどうとらえるのかを、言葉選びからもっと考えたほうがいい。なにもない空間になにを立ち上げるのか。その精神性は思いの外、思いの中にある。

 

春まで通っていた学校の知人二人がタッグを組んで沖縄で行う映画祭の責任者になっていた。ひととの出会いを大切にしたいと常々思っているが、なかでも出会い方に注力している。というのも、仕事で出会うのと、同好なものの集まりで出会うのとでは、かなりちがう。彼らと動向の関係で出会えたことが喜ばしい。