10月4日

17時30分を過ぎたころには日が暮れていた。仕事を終えて、車のエンジンをかけ、西岡恭蔵を流して(今日は西岡恭蔵がボブディランに聞こえた)、ドアを開けたら西日が目に入った。背後のヒノキの森は西日を浴びて、明瞭な輪郭が浮かび上がりと赤みがかっていた。いつのまにか、日が暮れるのが早くなり、カラッとした空気が身にしみる。西岡恭蔵が聴きたくなるのだから、季節は着実に移ろいでいる。

 

再来週に控える学校へ向けて、ここ数日は、身体をバージョンアップさせるプレ実験中である。学校へ通うと同時に、最先端デトックスを試そうとおもっている。その前段階として、一日2食で過ごしてみようと、昨日から朝食を抜いて、昼夜のみの生活をはじめた。朝食を抜いても2食のときとあまり感じが変わらないのと、少し朝に時間の余裕が生まれたのでわるくない。オートファジーに体調を任せて、変化を注意深く見守りながら、しばらく、2食で生活していこうとおもう。エジソンが発明したといわれる朝食は、人々の生活リズムを2食から3食に変えた。そりゃ儲かるわ、消費が1.5倍になったんだから。消費社会の渦中に我々はいる。健康問題はマーケティングが巣食っているから、疑心を持って挑まねば。

 

とまあ、そんな社会を尻目に、先端テクノロジーと自然の動向を気にしながら、表沙汰にならない先端研究のエビデンスと、なにより私自身の体調と直感を頼りに、いそいそと、デトックスする。食事も、情報も。次なる未来で楽しく生き残るために。(いまや、知識ある素人のほうがわかっていることもある時代なのだから。)