9月30日

車の窓を開けて、満開の金木犀が放つ香りを嗅ぎながら、今日はLofiで歌詞のないスローテンポな音楽を聴ききながら通勤する。山では鹿がどこかしこで鳴いている。なんだか、意味ばかり求めてしまう世界が辛いから、歌詞のない音楽を聞く。

 

現在流通しているあらゆるのものの価値は、だれかがきめたものである。その価値にのっとっていたら、「安いかどうか」「有名かどうか」でしかものを見ることしかできない。折角独自の超面白いものでも、その統一されたものさしで見ると、全国統一の舞台で闘わなくちゃならなくなる。だから、自分の価値を測る物差しをもう一丁、自分で作るべきなのだ。少なくとも、グローバルなモノサシとローカルなモノサシの二丁を持っておく。いま自信がないとおもっている(思わされている)のは、なんの責任も取らないなにも知らない他人の身勝手な発言を気にしすぎるからで、自分達でモノサシを作る作業に邁進すべきなのだとおもう。世界にソフトな戦いを挑む。

 

さて、明日から10月。ちょうどポストに師匠の本が届いた。メンタルは身体的健康につられるのだから、身体がピンピンしていれば比較的ハッピーだろうという認識のもと、ここまで躊躇していた新たな人体実験へ邁進する。やっとやってくる忙しく楽しい10月よ。