2019-05-06から1日間の記事一覧

4月30日

今日は4月最後の日であり、平成最後の日でもある。明日は5月はじめで、令和元年のはじまりの日である。 空海が『三教指帰』を書くにあたり、序文に「ただ憤懣の逸気をそそぐ」と書いたように、平成最後にいろいろを書捨てておく。 世界の見方、世界との対峙…

4月29日

平成も残るところ2日。昨日に引き続いて、白洲さんを読み、月刊遊『特集 ジャパネスク』を読みながら、日本人の身につけるべき、日本の見方は、外の目からしっかり学べるはずで、現存する外国人では、ロジャー・パルバースやエバレット・ブラウンやアレック…

4月28日

7時前に起きて、8時からの練習へ向かう。朝7時を回ったところなのに、大型連休のせいか国道1号線は車が多い。きりっと引き締まった朝のテンションでさっと汗を流して練習を終え、昼前に帰宅する。 最近は、生活のの中で自分にとってのブーツストラッピングを…

4月27日

数ヶ月前に亀山から津へ移転して以来、はじめていつもの珈琲屋のおっちゃんに会いに行った。ゲイシャエスメラルダスペシャルとブルンジCOEのコーヒーを淹れてもらい、半端ないサービスを受けた。以前の店舗よりすこし遠くなったけれど、おっちゃんの小商いと…

4月26日

少したるんでいるときにタイミングのいいアドバイスはさすが師匠だなと思う。「情報や人間関係の取捨選択や時間の使い方の違いであり、人間はみな1日24時間しかないのだから」と受け止めながら、『老子』(福永光司訳)の言葉が現れた。 「万物作りて辞せず…

4月25日

洗濯物の柔軟剤の匂いから、フィリピンでの生活を思い出した。薄暗い雑木の小道、うっそうとした森、濡れた小道の緑の匂い、足元のドクダミのにおい、から子供の頃の梅雨時を思い出した。 日常で感じたことを要素に切り分けて、「らしさ」を言語化していくと…

4月24日

夕方から強く降り始めた雨がアスファルトを打ち付ける音の向こうで、カエルが鳴いている。日が暮れて外は真っ暗、蛙の鳴き声に、雨の匂いに、季節を感じる。すべてのものは言葉である。五月目前、寺山修司が読みたくなる。 寝る前に、ロジャー・パルバース『…

4月23日

朝から曇り、南風は水分を多く含んだ空気を運んできた。小高い丘にあるお寺のサンマイの見晴らしを遮っていた荒れた雑木林を整える。ここは空海由来のお寺である。ちょうどいま空海を読んでいる。境内にはシャクナゲにサンスクリットに、須弥山。道。道とは…

4月22日

米を研いでいると、水の冷たさが緩んでいることに気がついた。家の中では裸足で動け回れるくらいに、一日は暖かい。体はまだ暑さに対応していないから、昼間の日差しにはけっこう堪える。 グループで仕事をする上で、大事なのはディレクションを出すひとの言…

4月21日

朝、6時に起きて、東寺の弘法市へ。今日はあいにくいい巡り合わせがなかった。ル・プチメックのOMAKEで朝食をすませ、大原を越えて滋賀へ。窓を開けて車で走っていると、花の匂いが入ってくる。 練習まで時間があったので、前から気になっていた国道367号線…

4月20日

いい天気だ。買い物に行きながら、いい天気だなと思っていたら、ついつい道草してしまう。いつのまにか、鈴鹿の山を越え反対側へ出て行ってしまった。ああいい天気だ。 寺田寅彦が「ふるさとの訛りなくせし友といてモカ珈琲はかくまでにがし」と歌う。 以前…

4月19日

言葉は旗である。言葉によって世界を分けている。目印である。「上野発の夜行列車 降りたときから」と歌いはじめたら、世界から上野が切り離される。 20歳くらい歳の離れたひとの「教えること」についての話をなにもいわず聞いていた。「いままで型にはめす…

4月18日

デジタルが切り捨てた余白を、アナログで味わう余白。 いろいろ考える。やりたいことはたくさんあって、頭の中で啓蟄のころの土の中でごろごろ動き出す虫のように、うずいている。やりたいことを形にしていく方法がある。頭の中のカオスなイメージを、具体的…

4月17日

朝からどんより曇り空。昼前に湿った空気が東の山の向こうからやってきて、雨を降らせた。桜はほとんど散った。葉がうきうき生え、緑の世界へと移ろいでいくのだろう。 歯のかぶせものがはずれ神経がズキズキしていたせいか、快眠ができていなかった。歯医者…

4月16日

本日の仕事は、山道の草刈り、鹿の罠の設置。桜、ぬるい微風、とてもいい天気。山と田のあいだの沢で蛙が鳴きいている。春仕事がちゃくちゃくとすすんでおります。 「曲がらない木の柄の選び方はまっすぐな木筋を見て買え」と師匠が言った。秋岡芳夫さんを思…

4月15日

明け方に雨が降っていたようだ。朝の空に黄ばんだ塵はなく、澄んだ空気がおいしい。一日中、北風は吹き荒み、満開の桜は塵のごとく散る。 事務所で軽トラに乗り換えて現場へ向かう。FMラジオをチューンインして、ラジオを聴く。竹内まりやが流れた。メモリの…

4月14日

試合で大阪へ向かう道中、思考がぐるぐる。 最近の車中ではKhruangbinを聞いていることがおおい。音楽はライブで聞くのが一番だと思っているけれど、好きなアーティストがライブを行うのと、僕の日常とのタイミングや場所とが巡り会うチャンスはそうない。特…

4月13日

5時40分起床。6時15分に家を出て、9時ちょうどに浜松に到着。数ヶ月ぶりに三ケ日の「加茂」へ訪れる。さて、この三ヶ日の鰻屋さん、超人気店のため、予約しなければ、鰻を食べれません。予約といっても、インターネットでも電話でもできないため、直接現地に…

4月12日

田んぼに水が入り、畦の桜が水面に映る。すきっと晴れた空の夕日に加川亮の流行歌を聞きながら、帰路を車で走る。帰宅して、なにも考えたくなくて、『空海の夢』の音声を聞きながら、オイスターソースとたまり醤油の鹿肉チャーハンを作る。 日本の「ムスブ」…