4月28日

7時前に起きて、8時からの練習へ向かう。朝7時を回ったところなのに、大型連休のせいか国道1号線は車が多い。きりっと引き締まった朝のテンションでさっと汗を流して練習を終え、昼前に帰宅する。

 

最近は、生活のの中で自分にとってのブーツストラッピングを探している。ブーツストラッピングとは、靴ひもを結ぶ前に、ひもを持ってぐっと引っ張り上げることで、イチローが打席に入る前に屈伸したり、力士が四股を踏むように、一見すると直接その競技には関係の無いようなことが、実はとても大事なことなのではないのかとおもうからである。ここを意識的に探す。千夜千冊1292夜『無名時代の私』は是非読まれたい。 ( https://1000ya.isis.ne.jp/1292.html )

 

帰ってから、白洲正子『十一面観音巡礼』を読む。白洲さんの著作は読みやすい。出てくる地名になじみが深いからなのか、密かに探っている自分のルーツの水先案内人に感じるからか、そこそこ本を読んできて日本に関するボキャブラリーが蓄積されてきたからか。

 

白洲さんが、関ヶ原へ向かう途中に、近江の伊吹山を通ったとき、みぞれが降り出してきた。その氷雨に、伊吹の白い猪を想い、倭建命が悩まされた氷雨を連想したとある。このレベルで日本をもっと実感したい、語りたい。