4月18日

デジタルが切り捨てた余白を、アナログで味わう余白。

 

いろいろ考える。やりたいことはたくさんあって、頭の中で啓蟄のころの土の中でごろごろ動き出す虫のように、うずいている。やりたいことを形にしていく方法がある。頭の中のカオスなイメージを、具体的にイメージすることだ。数年後にそれを実現しているシーンから逆算して、いまやるべきこと、短期・中期でやるべきこと、ステップを細かく決めて、毎日こつこつとやること。

 

数年前のぼくは、生きる力を身につけたいと思った。(あまり具体的ではないが、)生きるとはなにか、を考えることからはじめた。

 

数年前、強い個人になるべきだと考えた。

数年前、おもしろいひとになりたいと思った。

数年前、たくさん本を読む人がかっこよく見えた。

数年前、仕事の昼休みに木陰で昼寝がしたいと思った。

 

これらを実現させるには、なににかえても時間が必要だった。お金があれば本は買えても、本を読む時間は買えないとおもった。「生きるとは」について考えのに、じぶんと向き合う時間が必要だった。

 

さて今日で、30歳がおわり、明日から31歳となる。年齢どうこうはあまり思わないが、目安として参考するのには悪くはない。31歳は楽しい忙しさの中に身をおこうと思う。ここまでぶらぶら道草しながら、ひととは違う道を歩いてきたつもりである。少し立ち止まって、空を見上げたら、北極星が光っている。ここからは、北極星を見ながら、北斗七星の星の配置どおりにステップを踏んで、舞っていこうとおもう。