TOSHI KIDA
ウツとウツツとウツロイ
色は匂へど散りぬるを


7月24日

夏にまたぶらっと出かけるつもりで、いま下調べをしている。毎年のことだけど、物理的にも、精神的にも、一日でもいいから、遠くに行って、頭も心もリセットあるいは、デトックスしようとおもう。ひとは簡単に時間がないというけれど、時間があったらなにを…

7月23日

夕方から和歌山で試合があったので、午前中に天川に寄ってから向かう。奈良は遠くはないが、天川は遠い。長野では山を見ながら運転しているが、天川へ向かう途中は山の中を走っていた。スマホのGPSの感度がわるいのか、大峰山に近づいているからか、迷いなが…

7月21日

自分を自分で笑いながら見下すなんてだめだ。冗談でも絶対に。絶対に。なにと比べて、そんなに自分を見下すのだ。もっとやるべきことがあるだろ。 失敗なんて当たり前だ。やったことがないことなら、できなくて当たり前だ。子どもの頃の自転車のことを思い出…

7月20日

少し前までずっともらうことばかり考えていた。いまは自分からpay forwardしようとおもっている。たとえば、本屋をぶらぶらしていて、あっ、この本あのひとにぴったりだとおもったら手にとってそのひとに持っていくような感じで。そうやって、自分から波を立…

7月19日

正直であるべきだ。誰が見ていようが、見ていなかろうが、構わず、どんなことがあっても、口が悪くても、正直であるべきだ。素直であるべきだ。 オープンであるべきだ。説明がめんどくさいからと言って、省いていくと、のちのち、悪いものがたまっていく。 …

7月18日

なんでそうなるのかと言う質問に、なるものはなると答えられるのがきらいです。これ以上はなにも今日は言いません。代わりに、片岡義男の「日本語の外へ」から「自分というもののとらえかたから始まって、あらゆる物や事柄の認識、そしてものの考えかたから…

7月16日

「なんだろうか。」ぼくの好きなものはだいたいが、「なんだろうか」、なのだ。北向きの台所、余白をあえてかかずに残した絵、ひとの体にぴったり合うように作られたお椀。そういったものには、説明がない。こちらを試しているようだ。 それでいて、日常の中…

7月15日

母からうなぎをいただいたと聞いただけで、今日は外で一切のつまみ食いをせずに、帰ってうなぎを食べようと決意する。焦げた醤油の匂い、あまいたれ、山椒のピリ辛さ、想像しながら、フットサルの試合から帰る。渋滞に引っかかっても、頭の中には、ウナギ。…

7月14日

一日曇り空で風がゆるく吹いていた。昨日とは打って変わって、比較的過ごしやすかった。やは暑さはひとをイライラさせる。繰り返すが、スパイク・リーのDO THE RIGHT THINGを見て欲しい。暑さに気をつけたい。熱中症にも、イライラする自分にも。Always do t…

7月13日

feistの1234を聴く。違う本を並行して読んでいると、二つの本で富山のことが出てくる。「今どきむやみやたらと木を伐る奴はいても、苗を植え、それを育てる奴は一人もおらぬと思っていたのに、この輪島では漆をつくる人が、なんと自分たちのつくる一揃の膳、…

7月12日

昼間が暑すぎて、暑すぎて、帰宅してすぐに、冷やし甘酒を飲む。これが本当に効く。ということを、話すと、年寄り臭いとかいわれるけれど、そういうひとは、やったことがないからそういうだけなのだ。だから、放っておけばいい。古き良き時代の哀愁のような…

7月11日

言葉を探す。頭に浮かんだ言葉をはっきりと覚えていないけど、どの本の見開きの右か左かは覚えているし、ぼくは本を読むときには、付箋を付けているから、だいたい見当が付く。それで読み返すと、目的の言葉を見つけられる。加えて、意図しないけど、いまの…

7月10日

夏バテ気味のため、甘酒を作る。白米300gと熱湯300gを炊飯器の内釜に入れて、混ぜ合わせ、100gの米麹を入れさらに混ぜ合わせる。内釜を炊飯器にセットして、保温ボタンを押し、濡れふきんを内釜のうえに被せる。ジャーのふたは開けっ放しにしておく。このま…

7月9日

今月も本は、磯崎新「建築における日本的なもの」「磯崎新の仕事術」、秋岡芳夫「暮らしのためのデザイン」「食器の買い方選び方」「日本の手仕事 失われていくひとつの文化」、ロバート・L・ウォルク「料理の科学1」 最近はもっぱら日本についての本を読ん…

7月8日

ひさしぶりに大学の後輩と会う。たまたま甲賀に来ていて、用事を済ませたら、会いませんかと二日前に、連絡があった。ご飯を食べながら、少しの時間をいっぱいいっぱい使って、話に花を咲かせた。(8割くらい僕が喋っていただろう。)2、3年ぶりに会った…

7月7日

九州の方で大雨が降り、大きな被害がでている。日本人が本来持っている感覚に、無常がある。無常は、常ならんということ。うつろうということ。花や、季節や、心なんかそう。 地震や津波などひとが到底かなうわけもない圧倒的な自然の力と対峙していくうちに…

7月6日

草を刈る。草を刈っていると、夏と秋で生えている草の種類が違うことに気づく。いや当たり前だろうとおもうかもしれない。タネを播けばすぐに芽が出るのかといえば、そうではない。種は地面の中で眠っている。待っている。 あるとき自分にとって、いい条件が…

7月5日

台風に引っ張られて、今日も雨がほぼ一日降っていた。こんな日はコーヒーを入れて読書にかぎる。 思考はタイピングと同じ速さで進んでいく。ぼくはこうしてその日の出来事とそれにひっついてくる感情を、ほぼ毎日書くようにしている。そのうちおもしろいこと…

7月4日

7月に台風が上陸。昼から本降りの雨。西の空から谷に沿って雲がやってきて、雨が降る。ぼくの頭の中の記憶を司る部分をクラウドと呼ぶとして、今日起こった小さな出来事がきっかけとなって、雲から雨が降るようにいろいろ考えていることが、表面化した一日だ…

7月3日

濡れたタオルを持ち込んだサウナのように暑い一日だった。この暑さは、スパイク・リーのDO THE RIGHT THINGを思い出す。この映画は、スパイク・リーが描いたニューヨーク・ブルックリンのある暑い一日の出来事だ。暑さはひとを変える。近所の若者の音楽のボ…

7月2日

「紅の豚」と「もののけ姫」を連続2作見る。ないものでひきたてるということ。映画やものがたりのおわりかたがそう。紅の豚のポルコのその後や、もののけ姫の呪いを背負ったアシタカとサンのその後など。すべてきっちり書き切るんじゃなくて、読者の、見る…

7月1日

最近は言葉を一気飲みしている。なんでもかんでも、とりあえず、飲み込む。なにかわからないものは、まず飲み込んでみる。少したっても、体に異常がなければ、味は別にして、飲み込む。で、いろいろ飲み込んできて、いま、ぼくのなかの、注目ワードが、「様…

6月30日

吉野源三郎「君たちはどう生きるか」を手にとってしまったらおしまいだ。友人にあげたり、失ったりして、かれこれ5冊目くらいになる。コペル君の立場に立ち、おじさんの言葉に感嘆し、おじさんと同年になったいま再び読み返す。 世の中は不思議だ。本を読む…

6月29日

松岡正剛「日本という方法」を読み終える。そもそもぼくはぼくの話す日本語の成り立ちについて知らなかった。その成り立ちを知ったら、イマジネーションがいろいろ膨らんでくる。歴史をこんなふうに教えてくれたら、ものすごくおもしろい。日本人とはこうい…

6月28日

さて寝ようと、電気を消して、目を閉じて、しばらくすると、耳元で、プーン。今宵、奴が現れた。暗闇の中で耳元を叩く。試合のゴングがいま鳴り響いた。どちらかが倒れるまで戦い続けやうではないか。さっと起き上がって電気をつける。これで奴の姿を目視で…

6月27日

引き続き、松岡正剛「日本という方法」を読む。昨日読んだ、本居宣長の章がおもしろすぎて、昼休みに、もう一度読み返す。そういえば、松岡正剛「多読術」に、「本は二度読め」とあって、まさしくその通りだなとおもった。場所もそうだし、店もそうだ。一度…

6月26日

自分で選んで手に取った本を読むのはいい。好きなものを選ぶのは、語り口や読後感が本によって違うから。食べ物の好みはひとによって違うから、それぞれが好きなものを食べる。が、読書に関してはみんな同じものを食べなさいといわれている状態のようにおも…

6月25日

松岡正剛「日本という方法」を読む。松岡正剛さん、鋭すぎます。昨年は半藤佳一利「昭和史」を読みました。さきの大戦が起こる少し前から、僕がちょうど生まれたころまでに起こった出来事をはじめて詳しく知りました。このあたりは、教科書には載っていなま…

6月24日

雨の前は蒸し暑い。うまく眠れない。目は閉じていても、頭はすこぶる回転している。ぐるぐるぐるぐる。 ステップがある。段階といもいう。その道順は直感によって示される。ということを、ぼくは信じることができなかった。目に見えないものなんてないという…

6月23日

ナラで薪を作り、軽トラの後ろに積んで、山本工房さんへ納品しました。薪を割るというと、斧を振りかぶるイメージを持つかもしれませんが、昨日は油圧で動く機械を使って、割りました。いろいろなやりかたがあります。薪を持っていくと、相変わらず、一風変…

6月22日

林業に従事しています。といえば、自然にいいことをしていると認識されるかもしれませんが、そればかりではありません。ときに、自然を破壊し、経済活動優先させることを仕事上おこなっているからです。ぼくはよくないとわかりながらやっている、というジレ…

6月21日

素材業を営むひとたちが、加工する人たち(最終商品として売る)の作っているものを愛せるかどうかって、ものすごく大事だとおもう。鹿肉を卸しているパン屋さんのパンを食べたときにそう感じた。ここのパンを食べるとほかのパンが食べられなくなりますと、…

6月20日

鶴見和子「南方熊楠」を読み返す。「南方は、民俗を特定の地域の土壌に根ざした固有の生態系の一部とみなした。その意味では、それぞれの地域の民族は固有性をもつ。しかし、同時に。南方には、「日本にあるほどのことはヨーロッパにあり、ヨーロッパにある…

6月19日

人間をだめにするものはいくつかあって、そのひとつは、ぼくはワンルームだとおもう。家に帰って、部屋に入って、すぐに、ベッドに寝ころぶ。やりたいことやらねばならぬこと、そっちのけで、とりあえず、30分だけ寝ようとおもう。起きられない。お決まりの…

6月18日

梅雨の前の空気は重い。風がうまく運んでくれない。冬の空気なら何の気なしに、木の間をかい潜って、風が運ぶのに。なんて、山の爺と前にはなしていたことを思い出した。雨がほしい。いつものコーヒー屋に行く。今回は、同じ豆で浅煎りと深煎りを飲み比べて…

6月17日

タローさんの田植えを手伝う。もちろん手で。まとまっている稲を、固結びを解くようにして、稲をほぐし、土の中にしっかり根付くように植えていく。さいしょのうちは、その作業に夢中で、気づいたときには、腰の高さが下がり、目線が苗の高さになっていた。…

6月16日

高知から帰っています。国道32号線を北上して四国を縦断しています。途中、高知県大豊町の道の駅で昼ごはんをいただき、店内をぶらぶらしていると、碁石茶を見つけて、ひとりあがる。そうです。これ、伝説のお茶なんです。国内唯一の微生物発酵茶で、そうい…

6月15日

フィリピンでの移動はほとんどがバスだ(ルソン島、マニラのある一番大きな島)。バスの路線があらゆる場所に張り巡らされている。どこかに行くなら、バスで大半の時間を過ごすことになる。 問題がひとつあって、エアコンが効きすぎている。常に風量マックス…

6月14日

ぼくはデジタルの恩恵は、モバイルにあるとおもっている。けっして家でインターネットができることじゃない。テクノロジーが発達したなら、変わるべきは、時代じゃなく、個人だ。 家で何でもできるというのは、わかりやすいことだ。だけど、本当のデジタルの…

6月13日

片岡義男「日本語の外へ」を読んだ。やっと、やっと読み終えた。読み終えた達成感だけで、ご飯を軽く3杯は食べられる。ついで、松岡正剛「月刊遊」に、ついに、ついに、手を出してしまった。

6月12日

Booker TのGreen Onionsを聴いている。 脳科学者の茂木健一郎さんは、「本居宣長の生涯から見えてくる「成功の方程式」。それは、幅広い教養を身につけた人が、一つの事業に集中したときにこそ、初めて「遠く」まで行けるということだろう。」といった。 先…

6月11日

どういうわけか、この時期になると、日本のことを知りたくなる。去年は、半藤一利「昭和史」を読んだ。今年はその少し前からさかのぼって、片岡義男「日本語の外へ」と山本七平「日本人とは何か」を読んでいる。いま現在というのは、過去の積み重ねであるこ…

6月10日

そういえば先日、ウェブサイトを作ってくれへんかといわれた。ウェブサイトは自分の分身だ。だれかに頼むもんじゃない。サイト全体のデザインや構成をぜんぶじぶんがおもうように作る方がいい。そうじゃないと自分のおもっているディテールまで表現できない…

6月9日

未知のものに出会ったり、同じものを見ていても全く違った解釈を他人がしたときに、それを屁理屈だとか、意味の分からないことだと認識され、そのことを理解しないで、ただ否定されることがよくある。と、ひさしぶりに同級生に会ってそうおもった。いまなに…

6月8日

家の風呂の修理のため、そこに至るまでの通路をきれいに片づけた。というより、すべてのものをどけた。棚やら、靴やらを。どけたらさっぱりした。目に見えてさっぱりした。こころもなんだかさっぱりした。これはものだけじゃなく、情報もそうではないだろう…

6月7日

ひとを教えるための研修を受けています。結論をいうと、ひとを見ずして、ひとに教えられない。結果、自分がぶっとんだおもしろいひとになれば、いやでもおもしろいはなしをひとは聞くだろうとおもった。 綿密に作り込まれたものが好きでなくなってきた。現実…

6月6日

ぼくは、真の動機は深い自問自答からうまれるとおもう。動機とは、「人が心を決めたり、行動を起こしたりする直接の心的原因のこと」とwikipediaにある。そもそも考え方はひとに教えられるものではない。(知らぬ間に身に沁みるように半ば強制させられている…

6月5日

今日おもったことをざっくり書いておく。 力不足ですが、一生懸命がんばります。 と聞いて、それではだめだとおもった。この場からは、おもしろいことは生まれない。パワーポイントの文字の羅列と説明的な研修。ライブだ。DJが場の雰囲気に似合わせて選曲す…

6月4日

タローさんの家でBBQ。まだ夜は寒いので、室内にて七輪で猪肉をいただく。味付けは松阪にある前島食堂の味噌ダレ。タローさんが持ち帰った味付鶏肉のタレが大量に余ったそうです。ごはんがすすみます。(ご飯を炊き忘れたのでなかった)淡竹とスナックエンド…

6月3日

最近買ったものを思い返してみると、食べものばかりだ。食材とか気になる店の食事がおおい。 数年前を思い出すと、服を買ってばかりいたのに。今は、本と食べもの。ぼくは健康マニアではない。おいしいものが食べたい。おいしいものとはなにか。食べなきゃわ…