TOSHI KIDA
ウツロイ
色は匂へど散りぬるを


12月7日

天気予報によると、明日の朝方に、雪が降るそうだ。仕事が終わって、急いでうちに帰り、冬用タイヤに交換した。どうして、切羽詰るまでこうも、動き出せないのだろうか。これは、癖だから仕方ないのか。高校時代から、テスト勉強は、一夜漬けだった。それも…

12月6日

生まれてから日々を過ごしていると、その土地の風土によって、自動的に、自分の中にアプリをインストールしている。それは、物語を読むときや、北風を感じたとき、森の静寂の中にいるとき、に発動する。朝、通勤の車の窓を開けて、外の空気を車内に取り込み…

12月5日

松岡正剛『17歳のための世界と日本の見方』を読みかえす。 文字のなかった時代、物語は口と耳と身ぶりで伝えられた。「言語が物語を生み出したのはまちがいないのですが、一方で物語が言語のしくみを生み出したという見方もできるんです。」「われわれは、物…

12月4日

21時ごろに少し寝ようと、ソファでゴロンとなる。起きてみると、深夜1時30分。時間は加速している。やりたいことはたくさんある。どれもこれも、お金はそんなにかからないが、時間はどうしても必要なものばかり。言い換えると、どんなにお金があっても、時間…

12月3日

ときどき疲れがたまる。そんなときには、いくら天気が良かろうが、生きたい場所があろうが、家にいるようにしている。目覚まし時計をかけずに起きるまで寝る。今日はそんな日。 ジブリの鈴木敏夫さんの話をポッドキャストで聴く。ざっとこんなかんじ。 ・普…

12月2日

いろいろの本を読んだり、ネットで起こったことがリアルで起こったりするのを目の当たりにすると、21世紀はデュアルがキーになるとおもっている。スマホ2台持ち、デュアルsimのスマホ、ふたつの仕事、街と田舎、ロシアのダーチャ、ネットとリアル、基軸通貨…

12月1日

師走です。 自分の見ている世界と他人が見ている世界が一緒ではないことを、知ったら世界は変わる。あれはこうで、これはあれだと、グラフのチャートに当てはまっても、その見方はそのひとのものであって自分のものではない。いわゆる世間なんてなく、それは…

11月30日

abelton liveはまだまだよくわからない。さわりながら、遊びながら、試す。ベースとドラムの低音が音楽を作るのに大事なことを実感する。 それから松岡正剛『空海の夢』を読む。途中で、2時間寝落ち。この本を読むには体力が必要だから今夜は諦め、ちゃんと…

11月29日

ableton liveを使って、音楽を作る。いやーまったくわからない。C言語を有無を言わずやらなければいけなかったころをおもいだす。この追い込まれている感じは嫌いではない。たとえば、電卓を作って、1+2=3 を計算するとしよう。「1」「+」「3」「=」を入力す…

11月28日

音楽を作ることは特別なことだったのかもしれない。楽器を持っていて、それを使える技術を習得しなければいけなかった。それをいまはコンピューターが担っている。アプリを起動させれば、ギターを弾かなくても音楽を作ることができる。ということは、誰だっ…

11月27日

今月のコーヒーは、エルインフェルトのゲイシャ。コーヒーを豆で買いはじめて数年が経つ。さいしょはいろいろさっぱりだったけれど、コーヒー屋のおじさんにいろんな豆を勧められるまま飲むうちに、ぼくのコーヒー舌はけっこう肥えたみたいだ。 コーヒーは栽…

11月26日

7時に起きる。試合に向かう道中、世界中のコミュニティラジオが聞けるスマホアプリTunein Radioで、ずっと4つ打ちミニマルを聞く。 世界中で同じ音楽が流れている。世界中で携帯やパソコンは同じものがつかわれている。フラット化した世界のことだ。大本営…

11月25日

本を読む前に、数字を計算する前に、体の感覚で覚えることがなにより大事だ。理屈はあとからついてくる。体の感覚を研ぎ澄ませるために、日頃の食べ物や習慣に気をつける。いきなり、禅マスターのような生活に変えることはできないが、少しずつ少しずつ体に…

11月24日

知恵とはなんだろうか。石川直樹『すべての知識を知恵に置き換えること』を思い浮かべた。素人が道具を使ってやることを、達人はなにも使わずにやる。素人が二手間三手間かけることを、達人は一手間でやる。 知恵はどうしたら手に入るのだろうか。達人と素人…

11月23日

機械から変な音が鳴る。どうしたときに鳴って、どうしたときに鳴らないのか。そうやって不具合を判断する。車の元敏腕整備士の上司がいう。それから、「それもこれも、構造を理解していないとわからない。だから、ばらしてみるとよくわかるのはそういうこと…

11月22日

鶴見和子の『南方熊楠』にこうある。「自然及び人間世界の森羅万象は、すべて原因結果の連鎖でつながっている。それはしかし、漫然とすべてがすべてに関係がある、ということではない。ある一つの場面をきりとると、そこにはかならず、その中のすべての事象…

11月21日

朝日に向かって家を出て、夕焼けを目指してうちに帰る。朝、山の頂上は雪を纏い、夕方、生まれたばかりの月が南西の空で輝く。あっというまに、冬がやってきたから、いろいろの支度がまだまだで、ばたばたしている。今週やっとストーブを引っ張り出し、羽毛…

11月20日

無意識にやったことを、かかさずぐさっと注意してくれることに感謝して、今日もていねいに仕事をしましょう。I am not mature. 時間がないことを言い訳にせず、ていねいに時間を使って毎日を過ごしましょう。Life is very short, and there's no time for fu…

11月19日

数年ぶりにあった知人に最初、気づかれなかった。それは風貌からだったのだけど、それから、僕が喋っている声を聞いて、思い出したみたいだ。記憶は、視覚より聴覚や嗅覚のほうが頼りになるのだろう。目は騙されたとしても、音や匂いは記憶にべったりとひっ…

11月18日

朝から雨が降る。遅めに起きて、「高い城の男」を観る。シャワーを浴びたら、兄貴家族が大阪から帰ってくる。久しぶりにあっても久しぶりな感じがしない。が、話すと数ヶ月会っていないことを実感する。時は容赦なく流れる。日常はテクノのように同じリズム…

11月17日

寄物沈思。モノは語る。モノには背景がある。辞書的にモノをみながら、別の目でモノを見ている。それを読み解く。物語り。 Adele / Best for last

11月16日

午後二時を回ると日が翳りはじめる。秋から冬へ向かっている。夜の時間が長くなるから、本を読む時間が増える。いま気になっている言葉が「照葉樹林」。頻繁に地震は起こり、台風もやってくる、四季は目まぐるしく回り、主食の米は一毛作、高温多湿でカビと…

11月15日

どんな車に乗っているかより、その車で流れている音楽や、向かっている先、どこに行っていったのについてはなすほうが好きだ。ここ数ヶ月、松岡正剛さんを読んでいておもったことがある。セイゴウさんのものの見方だ。「いまあるものを集めて並べ直したり、…

11月14日

ぼくがラッキーだとおもうのは、目の前にやりたいことが山済みで、やりたいことをやればやるほど、次の山が見えてくること。いや、やる前から見えているから、どれにしようか選ぶだけ。まあ選ぶのに四苦八苦している。いい意味で。遠くて急峻なものから、近…

11月13日

松岡正剛『空海の夢』を読む。 仕事をやり始めてまもないひとの行動を見ていると、あるできごとが起こったときに、それに対応するアイデアが少ない。仕事にもよるけれどアイデアは他人から盗むに限る。となると型が大事になる。型の習得は、こういうときこう…

11月12日

朝起きて、窓の外を見たら、いい天気だったので、コーヒーをタンブラーに淹れて、車のエンジンをかけた。行き先を決めていたわけではないから、とりあえず、北に向かう。やっと意中の一冊を読み終えたのと、秋のとてもいい天気なので、ちょっとそとに出る。…

11月11日

『謎床』を読みおえる。 ぼくがずっとそうじゃないのかとおもっていたことを、二人は口にしていてた。やはりそう考えているひともいたんだということに喜んだ。さらにふたりは話を進め、正剛さんはさらなる思考を、ドミニク・チェンさんは、そういった思考を…

11月10日

霜が降りた。 自分の見ている世界と、他人の見ている世界は違う。世界はひとつだけど、見方は多数。声の大きいひとが言うことは、信用できそうだけど、ちょっとでも、ん?とおもったら、自分で考えてみたらいいんじゃないか。空海が大学を中退したように。 …

11月9日

上司の娘の旦那のばあさんが95歳で亡くなったそうだ。死因は老衰で、前日まで元気に歩いていたという。そのばあさんの息子さんは、ばあさんの様子をいつでも伺えるように、最近は、ばあさんの隣で一緒に寝ていたそうだ。その息子さんが昨日の午前3時ごろ、…

11月8日

守破離のプロセスが有効なことは多い。それなのに、型にはまるという言葉の真意を汲み取らずにいてもったい。守破離のプロセスは、「疑問を挟むことなく型を守り続けた先に、その強固な殻を自然にうち破る自由度の発現のフェーズがあり、そこからさらに技法…