TOSHI KIDA
日々の記録


6月21日

素材業を営むひとたちが、加工する人たち(最終商品として売る)の作っているものを愛せるかどうかって、ものすごく大事だとおもう。鹿肉を卸しているパン屋さんのパンを食べたときにそう感じた。ここのパンを食べるとほかのパンが食べられなくなりますと、…

6月20日

鶴見和子「南方熊楠」を読み返す。「南方は、民俗を特定の地域の土壌に根ざした固有の生態系の一部とみなした。その意味では、それぞれの地域の民族は固有性をもつ。しかし、同時に。南方には、「日本にあるほどのことはヨーロッパにあり、ヨーロッパにある…

6月19日

人間をだめにするものはいくつかあって、そのひとつは、ぼくはワンルームだとおもう。家に帰って、部屋に入って、すぐに、ベッドに寝ころぶ。やりたいことやらねばならぬこと、そっちのけで、とりあえず、30分だけ寝ようとおもう。起きられない。お決まりの…

6月18日

梅雨の前の空気は重い。風がうまく運んでくれない。冬の空気なら何の気なしに、木の間をかい潜って、風が運ぶのに。なんて、山の爺と前にはなしていたことを思い出した。雨がほしい。いつものコーヒー屋に行く。今回は、同じ豆で浅煎りと深煎りを飲み比べて…

6月17日

タローさんの田植えを手伝う。もちろん手で。まとまっている稲を、固結びを解くようにして、稲をほぐし、土の中にしっかり根付くように植えていく。さいしょのうちは、その作業に夢中で、気づいたときには、腰の高さが下がり、目線が苗の高さになっていた。…

6月16日

高知から帰っています。国道32号線を北上して四国を縦断しています。途中、高知県大豊町の道の駅で昼ごはんをいただき、店内をぶらぶらしていると、碁石茶を見つけて、ひとりあがる。そうです。これ、伝説のお茶なんです。国内唯一の微生物発酵茶で、そうい…

6月15日

フィリピンでの移動はほとんどがバスだ(ルソン島、マニラのある一番大きな島)。バスの路線があらゆる場所に張り巡らされている。どこかに行くなら、バスで大半の時間を過ごすことになる。 問題がひとつあって、エアコンが効きすぎている。常に風量マックス…

6月14日

ぼくはデジタルの恩恵は、モバイルにあるとおもっている。けっして家でインターネットができることじゃない。テクノロジーが発達したなら、変わるべきは、時代じゃなく、個人だ。 家で何でもできるというのは、わかりやすいことだ。だけど、本当のデジタルの…

6月13日

片岡義男「日本語の外へ」を読んだ。やっと、やっと読み終えた。読み終えた達成感だけで、ご飯を軽く3杯は食べられる。ついで、松岡正剛「月刊遊」に、ついに、ついに、手を出してしまった。

6月12日

Booker TのGreen Onionsを聴いている。 脳科学者の茂木健一郎さんは、「本居宣長の生涯から見えてくる「成功の方程式」。それは、幅広い教養を身につけた人が、一つの事業に集中したときにこそ、初めて「遠く」まで行けるということだろう。」といった。 先…

6月11日

どういうわけか、この時期になると、日本のことを知りたくなる。去年は、半藤一利「昭和史」を読んだ。今年はその少し前からさかのぼって、片岡義男「日本語の外へ」と山本七平「日本人とは何か」を読んでいる。いま現在というのは、過去の積み重ねであるこ…

6月10日

そういえば先日、ウェブサイトを作ってくれへんかといわれた。ウェブサイトは自分の分身だ。だれかに頼むもんじゃない。サイト全体のデザインや構成をぜんぶじぶんがおもうように作る方がいい。そうじゃないと自分のおもっているディテールまで表現できない…

6月9日

未知のものに出会ったり、同じものを見ていても全く違った解釈を他人がしたときに、それを屁理屈だとか、意味の分からないことだと認識され、そのことを理解しないで、ただ否定されることがよくある。と、ひさしぶりに同級生に会ってそうおもった。いまなに…

6月8日

家の風呂の修理のため、そこに至るまでの通路をきれいに片づけた。というより、すべてのものをどけた。棚やら、靴やらを。どけたらさっぱりした。目に見えてさっぱりした。こころもなんだかさっぱりした。これはものだけじゃなく、情報もそうではないだろう…

6月7日

ひとを教えるための研修を受けています。結論をいうと、ひとを見ずして、ひとに教えられない。結果、自分がぶっとんだおもしろいひとになれば、いやでもおもしろいはなしをひとは聞くだろうとおもった。 綿密に作り込まれたものが好きでなくなってきた。現実…

6月6日

ぼくは、真の動機は深い自問自答からうまれるとおもう。動機とは、「人が心を決めたり、行動を起こしたりする直接の心的原因のこと」とwikipediaにある。そもそも考え方はひとに教えられるものではない。(知らぬ間に身に沁みるように半ば強制させられている…

6月5日

今日おもったことをざっくり書いておく。 力不足ですが、一生懸命がんばります。 と聞いて、それではだめだとおもった。この場からは、おもしろいことは生まれない。パワーポイントの文字の羅列と説明的な研修。ライブだ。DJが場の雰囲気に似合わせて選曲す…

6月4日

タローさんの家でBBQ。まだ夜は寒いので、室内にて七輪で猪肉をいただく。味付けは松阪にある前島食堂の味噌ダレ。タローさんが持ち帰った味付鶏肉のタレが大量に余ったそうです。ごはんがすすみます。(ご飯を炊き忘れたのでなかった)淡竹とスナックエンド…

6月3日

最近買ったものを思い返してみると、食べものばかりだ。食材とか気になる店の食事がおおい。 数年前を思い出すと、服を買ってばかりいたのに。今は、本と食べもの。ぼくは健康マニアではない。おいしいものが食べたい。おいしいものとはなにか。食べなきゃわ…

6月2日

道を作る。といっても、山の作業道。仕事中に考え事。仕事に関わらず、ひとが行動を起こすとき、その行動はなにによって、決められているのだろうか。 コンピューターにはOSがある。OSとは、オペレーティングシステムのことで、パソコンの振る舞いを管理して…

6月1日

あらゆる雑事を片付けて、早々に、部屋の電気を消し、ベッドに寝ころび、布団にくるまって、卓上灯の明かりで、山本七平「日本人とは何か。」を読む。仮名の章に入った。この話めちゃめちゃおもろい。ちょっとしたアイデアが湧く。本が導いてくれる。 22時45…

5月31日

月に一度、亀山にある岡田屋本店という小さな小さな商店に買い物に行く。ここはなんでもかんでもはないけれど、しっかり選ばれたものが置いてある。作り手が丁寧に作った商品がそこにはあって、ぼくはうぉーっとうなりながらいつものように、ゴマを手に取る…

5月29日

体調の調子次第で、食べるものの味が変わるだから、読む本もまた、体調や読む場所で印象が変わるとおもう。だからリラックスして読むことが大切だ。今日は布団に車って寝転びながら、 スーザン・ソンタグ「様式について」、テンダー「わがや電力」、片岡義男…

5月28日

加古川で試合。家から約150km離れていて、そこに向かうのには何通りも道がある。だいたいそこに行くだけなら、高速道路を通って最寄りのインターで降りて現地に向かう。ぼくはというと、高速道路より、国道より、県道が好きだから、だいたい下道で向かう。す…

5月27日

スーザン・ソンタグの反解釈にある「様式について」を読み返す。「パルミジァニーノ、ポントルモ、ロッソ、ブロンツィーノのような、あるいはガウディ、ギマール、ビアズレー、ティファニーのような芸術家は何かはっきりしたやり方で様式を研ぎすます。彼ら…

5月26日

大学のひとつしたの後輩がサッカー日本代表に選ばれた。当時からただひたすら目標に向かっていた。その姿を思い出す。 夢が叶う、といえばやすい。あまりにも。 スーザン・ソンタグの「様式について」が、自分なりにやっと理解できた。ルーク・スカイウォー…

5月25日

片岡義男「日本語の外へ」を読む。600ページ超えの分厚い本なので、栗の皮をひとつひとつ向いて食べるように読む。本日は長めの参照です。 「動詞とは、アクションだ。アクションといってもただやみくもな行動ではなく、因果関係における因だ。因は理念と言…

5月24日

久しぶりに、雨が降る。雨が続くと嫌だけど、晴れ間の続いているときに降る雨はうれしい。地面に降った雨の匂いはいい。雨の重みで落ちるツツジは綺麗だ。最近は、つまみ食いのようにちょっと読んで、別の本に手を出し、また帰ってくる。その繰り返し。本を…

5月23日

今日はあまり調子のよくない日。こういう日は無理やりポジティブになろうとせず、そのままなにも特別なことをしないようにしている。 本日は理屈っぽいなといわれた。理屈っぽくないひとに。そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。ことの発端は、食…

5月22日

モバイルソーラーパネルを試しに使う。何も考えずに。仕事中に太陽が携帯電話の充電をしてくれる。今日の反省。テクノロジーを使うのに、自然を理解しなければいけないこと。ぼくは先端テクノロジーと昔からある脈々と受け継がれていることが、相反するとは…

5月21日

As is a tale, so is life: not how long it is, but how good it is, is what matters. (人生は物語と同じである。重要なのはその長さではなく、その良さであるという点において。) コンクリートが暑い。やはり土の上がいい。気温が30度を越えた。が、まだ…

5月20日

今日は松尾芭蕉が江戸を出発したそうだ。そのとき、芭蕉は「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也」と読んだ。「月日というのは、永遠に旅を続ける旅人のようなものであり、来ては去り、去っては来る年もまた同じように旅人である。」消費するだけじ…

5月19日

夜にすこし走る。SadeのBy your sideのリミックスを聞きながら。小学生のころの通学路を往復する。当時の足で片道20分かかるところ、散々道草しながら帰っていたことを思い出す。 そうそう、いま細野晴臣のインタビュー集に少し浮気している。細野さんの音楽…

5月18日

思考がぐるぐる。ブリコラージュと現代思考or現代的ブリコラージュ 考え方の箱をはみ出す本を、読むことがある、偶然に。 いま読んでいる、猪谷六合雄「雪に生きる」とレヴィ・ストロース「悲しき熱帯」のそのうちのひとつ。両方とも、自信の体験を思い返し…

5月17日

秋のように高い5月の空。この気候が好きだ。タローさん家で起床。東向きの天窓から差し込む朝日をしばらく眺める。昔の家の暗さは贅沢だ。みんなでゆっくり朝ご飯を食べる。5分遅刻。はっぴいえんど「はっぴいえんど」を聴く。歌詞に意味なんて、あっても…

5月16日

タローさん家に泊まる。仕事を終えていったん家に帰り、シャワーを浴びて、IPAとペールエールと鹿フルトを持って、家を出る。本日はタコスナイト。スージーのテックスメックス。テックスメックスは、テキサスのメキシコ料理で、広島風お好み焼きみたいな感じ…

5月15日

45年前の今日、沖縄が日本に返還された。 ぼくは学校で習う歴史を知らない。ぼくは理系だったので、大学入試に歴史は必要なかった。高校時代に日本史と世界史を教科書で習わなかった。進路は推薦で夏休みに決まっていた。センター試験もすっぽかした。こうし…

5月14日

名古屋で試合。朝から一日で4試合あって、かなり疲れて、クタクタになった。帰宅途中で、2回車で数分仮眠し、21時に家に着いて、10分後には、布団の中で寝ていた。起きてから記憶を辿ると、その10分で、洗濯物を出し、翌日のご飯の用意をし、シャワ…

5月13日

大雨は寝ている間にどこかへ。今日はよく寝た。昼過ぎに食材を買いに出かける。帰ってきたら、軽トラの荷台の上に、wakkayaさんのバゲット。タローさんありがとうございます。夜は半身浴、美容目的ではありません。ストレッチを入念に。試しに玄米甘酒を拵え…

5月12日

昨日に引き続き師匠の師匠の手伝い。そのひと実は80を過ぎていることがわかった。がっちりした体格、手袋を二重にはめているような分厚い手、只者ではない。ワイヤーの縛り方、滑車のかけかた、ネジのはずし方ひとつひとつに、理屈が、経験が、人生が凝縮…

5月11日

猪谷六合雄の雪に生きるを読む。昭和18年初版、約75年前の本。現代仮名遣いに変わる前の仮名遣いなので、最近のぼくには都合がいい。想像力が掻き立てられる。 たとえば、「読まう」とある。これは、「読もう」なのだけど、ぼくのイメージは、「夜舞う」…

5月10日

気がつけば、窓は空いているし、蛙の声が聞こえる。ストーブは扇風機に変わったし、足元は裸で、雨は暖かい。 言葉は、その成り立ちから、その国の土着の文化を含んでいる。精神性を含んでいる。心を含んでいる。 動物の歯を見れば、その動物の食べるべきも…

5月9日

訪れは、「おとずれ」ではなく、「おとづれ」で、音連れとなる。「ず」と「づ」のこの違いを感じ取れる感覚を忘れちゃいけない。だから、訪れると書いたときには、音も一緒に連れてくることになる。そう感じ取るにはやはり、「づ」でなければいけない。この…

5月8日

空が霞んでいる。黄砂だろうとおもっていたが、松を伐倒したら、花粉が飛び散った。 最近読んでいる本に、同じようなことが書いてあった。(ぼくはたいがい、何冊も平行して読んでいる。 )それはこうだ。物事には「多面的な真実」がある。名探偵コナンは真…

5月7日

スターウォーズ エピソード2を見た。 惑星のはずれの星に住むルークは、どこか遠くに出て行きたいと思っている。同じ星の少し離れた場所に住む変な人に会う。それがオビワン。彼と出会って外に出て行こうと誘われる。外に出て行きたいとおもっていたのに、い…

5月6日

ゴールデンウイーク回顧録 食べもの編 いい接客と客層が大事です。いい接客とは、なにか考えたけど、そのひとの要求をうまく汲み取って、その人にあったサービスを提供することだ。あと友人のようにやさしいこと。あるレベルまではマニュアルで通用するが、…

5月5日

マイルズ・デイビスは自伝で、「演奏するとき、子どもの頃に聴いた、偉大なミュージシャンの演奏に震え上がったときの感覚を思い出し、それを追いかけている。」と言った。 いまこうして僕がぶらっと行っている場所で経験したことが、マイルズが言うように、…

5月4日

午前中の試合をPK負けで終えて、午後に、東京を離れ、長野へ向かう。 高速から見る、なだらかで、どこまでも続くような山の裾野に惚れる。夕方、上田のパン屋さん、ルヴァンに出向く。あいにく、目当てのあんパンは売り切れ。代わりにカンパーニュを購入する…

5月3日

7時過ぎ起床。 環八を通って、埼玉県の東川口へ車で向かう。フットサルの試合がある。予選に勝ってしまったので、明日も引き続き、東京にいます。 試合後、代々木公園近くのカフェ、フグレンへ向かう。僕が一番好きなカフェ。コーヒーがおいしい。いままでの…

5月2日

僕は、小山田咲子「えいやっ!と飛び出すあの一瞬を愛してる」が好きだ。「日常の雑事を全てとりあえず収めるべき場所に収めて(あるいはなかったことにして)深夜にに荷物をまとめ、えいやっと部屋を飛び出す、あの一瞬をやっぱりどうしても愛していると思…