2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

3月31日

仕事中、ふと振り返ってみると、小太りのネコがこちらをずっと眺めていた。『不思議の国のアリス』を思い返す。いままでアリスを読んだことがない。読まなくちゃいけないとおもっているから、購入して手元にはある。けれどまだ読んでいないのは、『日本数奇…

3月30日

朝、山から煙が立っていた。よくよくみると、風に煽られ谷を駆け上がる煙は、ヒノキ花粉だった。昨日は非常に暑かったが、本日は春の陽気。まだ身体は春に追いついていない。 弁慶にはスネが、ヘラクレスにはアキレス腱が弱点のように、神話のヒーローは実は…

3月29日

暖かい日がつづいて、すっかり春。春だとわかった身体は自ずとデトックスしはじめる。僕自身はまだついていけていない。身体は春に向かっているし、気分はもう春なのに、眠気がまだ残っている。順応するのにもうしばらくかかりそう。窓を全開で走る車は最高…

3月28日

松岡正剛『日本数奇』を読む。んーっとずっと唸っている。

3月27日

林の中で、その所有者が書いたと思われる、「アアア」という文字をみた。神社の向き合っている狛犬の口元を見ると、阿吽(あ・うん)となっている。友人の1才を迎えた赤ちゃんが「あああ」といいながら、茶漉しを指差した。阿というのは、なにかがはじまると…

3月26日

やっと気づいた。前から、正剛さんは著書を通して、千夜千冊を通してずっと述べていたのだろうけれど、今夜、千夜千冊のルイス・キャロル『不思議の国のアリス』を読んでやっと気づいた。気付くまでの過程は自転車に乗れるようになるまでのものと似ている。…

3月25日

ひさしぶりに目覚ましをかけずに寝て、起きたら、9時過ぎだった。そこから2度寝して10時に起きる。日差しがやわらかいから、窓を開けたら、風は春のにおいだった。眠気まなこでスマホを見たら、コムアイが映画のレビューがあった。こむあいわかってるな。最…

3月24日

折口信夫の「語り部と叙事詩と」を読んでいると、「私の考へはじめは、「かたる」といふ語の用語例から出発して、万葉集その他のかたるの意義を検べた辺から出て居る。」とあった。やはりだ。 日本語を辿っていくと、その言葉の持つイマジネーションや情景を…

3月23日

メールで本の発売の通知が届く。確認して、あとで買おうと思って、3時間後にAmazonを訪れると、もう売り切れ、完売。体を身軽にしていても、心がついて行かなくちゃだめなんだな。迷ったら答えを先延ばしがちだけど、その間に出来事は進んでいるのだから、さ…

3月22日

・『ブレードランナー2049』を見ながら、松岡正剛『匠の流儀』を読んでいたように、なにかが起こったときに、そこにながれているものをみなくてはいけないのではないか。 ・『匠の流儀』で建築家の隈研吾が言ったように、同じ道具を使うようになったときに大…

3月21日

雨。松岡正剛『匠の流儀』を一気呵成に読み終える。歴史を縦横無尽に並べて、そのときに複数のOSはどう動いていたのかを確かめてみること、日本という方法を分類しイメージを捉えたあと、並び替えてみること。このふたつを試してみよう。 夜。『ブレードラン…

3月20日

見立てが非常に大事だとおもう。ポテトチップを食べて最後に残ったポテトチップの破片も、手についたうすしおもポテトチップのうち。おもいでもそうなのかもしれないきれいなことしか残さないように、よくうつっているものを厳選してアップロードしても、そ…

3月19日

宗教には大きく分けてふたつある。ひとつは砂漠型の一神教と、森林型の多神教。前者は、砂漠で生き残るために、絶対的なひとりの指示が必要になる。右に行けばオアシス、左に行けば死が待っている砂漠では即座にどちらかを選ばなければいけない。みなで相談…

3月18日

考えは自分が関わったひとたちによって変化するのだろうか。 それって当たり前でしょと言ったり、ふつうはそうだよとよく言うひとは、そのひとが関わってきたひとたちが、そういうひとばかりだからそうおもうのではないだろうか。だから、自分がやっていない…

3月17日

いまの世は、いち早く、自分のルールと評価を見つけて、それを実践しているひとが幸せなのではないか。いや違う。いまの世ではなく、少し前も、そうだっただろう。そんなひとのことを数奇と呼んでいた。かたぶいていた。数奇とは、好きで好きでたまらないこ…