3月19日

宗教には大きく分けてふたつある。ひとつは砂漠型の一神教と、森林型の多神教。前者は、砂漠で生き残るために、絶対的なひとりの指示が必要になる。右に行けばオアシス、左に行けば死が待っている砂漠では即座にどちらかを選ばなければいけない。みなで相談する時間なんてない。後者は、うっそうとした森の中では、木に詳しいひと、天気に詳しいひと、動物に詳しいひとなどいろんなひとの話を聞いて答えを出すようになる。

 

さて、現在の僕たちはどちらかというと、森林にいるようだ。死が目前に迫っているわけではない。あれやこれややりたいことがあるけど、でも時間がなくてとおもって毎日を過ごしている。だから、いつでも瞑想できる環境にいる。ゴータマ・ブッダのように。デジタルネイティブなミレニアル世代の代表として。