8月21日

山の機微に目を凝らす。5分前には何もなかったのに、雷が鳴りはじめ、空が黒くなり、突然大粒の雨が降りだす。

 

ひさしぶりに鶏肉を食べたくなったから、帰り道にスーパーで手羽元をワンパック買う。帰宅して、土楽のポトフ鍋に手羽元を入れ水をヒタヒタまで注ぎ、中火で煮る。沸騰してきたら、灰汁をとり、弱火で30分ほど煮込む。少し冷まして、スープを濾す。ダシを取ったあとのガラに、岩塩とすりおろしニンニクで味付けし、オリーブオイルで炒める。うまい!

 

親父が帰宅と同時につけたテレビ番組で小麦特集をしていた。ぼくとは違う視点で小麦を、メディアは大衆向けにどういう伝えるのか、気になったから見る。僕はグルテンが人に及ぼしている、健康という視点で見ているが、テレビはグルテンがもちもちな食感を作っているという視点で伝えた。

 

ペプチドを分解する能力が低いと、刺激を受けた腸内から漏れ、血液を通して脳へ運ばれる「LGS(リーガーキット症候群)」を引き起こしているのではないかと考えられています。これらのペプチドは、ヘロインやモルヒネ(幻覚剤)と構造的に似ているため、脳にグルテン、カゼイン分子が行くと、麻薬のような中毒症状を引き起こしてしまうのです。

 

小麦と乳製品をやめると、緩んでしまった脳に不要なものや危険なものは入らないようにする血液脳関門(BBB=ブラッド・ブレイン・バリア=のタイトジャンクションが引き締まり、驚くことに性格(と習性)が変わるんです。カゼインとグルテンに対する抗体の髄液中濃度と血中濃度が相関は、エビデンスド・ベースでも明らかで、血液脳関門の透過性が亢進していることを示唆しています。

 

若年性アルツハイマーが増えている最近、若くしての記憶力低下は気になりますね。近年、脳の機能低下の原因は、「アミロイドβ」と呼ばれるたんぱく質が脳内に溜まり、それが正常な神経細胞を壊すことで脳の委縮が起こると言われています。その原因のひとつは、「小麦」です。具体的には、小麦などの穀物に含まれるたんぱく質、グルテンの構成成分の1つである「グリアジン」が、細胞と細胞の接着剤タイトジャンクションをゆるめ、「血液脳関門」を突破し、脳を萎縮させてしまいます。

 

と、師匠より。ぼくが小麦を控えているのは、こういう事です。もてはやされる情報やメディアが健康にいいと言っている食事、広告の付いている食べ物を疑ってかかるべきではないか。ただより高くつくものはないのだから。

 

健康に問題があるのなら、とりあえず、小麦粉に含まれるグルテンと乳製品に含まれるカゼインを1ヶ月完全に断つことを進めたい。ほんと何も身体だに投与しなくても、これだけで治るから。(そんなわけないと思うのなら、やってから言ってほしい。そんなことしたら食べるものない?そんなわけない。ぼくはそんなのなくても、この数年生きているのだから。)