6月14日

仕事終わりにさっとシャワーを浴びて、ぱっと京都へ向かい、関東の友人との食事を終えた。駐車場へ向かう途中、阪急四条河原町の地上出口には東京月桃三味線の音色はなかった。いつ巡り会うことができるのだろうか。

 

日々を楽しく過ごす秘訣のひとつは、仲のよい友人と楽しく食事をすることだと思う。予定を立てるのも、予定を立ててからキャッチアップするまでの時間も、会話をしている時間も、別れた後の余韻もすべていい。会話のハイライトは、「実体のないもの(情報、信頼)をどう信じるか」だった。

 

京都駅の新幹線の改札で友人を見送った後、地下鉄に乗って四条烏丸で降り、地上へ上がる。四条通りを東へ歩いて駐車場に向かっていると、通りに面した建物の二階から笛や太鼓の音が聞こえてくる。そうか、来月は祇園祭だ。京都の夏の予感を聞きながら、外国人観光客50%以上の通りを歩いていると、ジュンク堂が見えたからふらっと入る。もう今月の買う本を購入してあるのだけど、ついつい棚を眺めると、手が伸びる。佐藤優『調べる技術核技術』、三木成夫『内臓とこころ』、古書で山崎正一『 正法眼蔵随聞記』を買う。

 

明日は雨模様、家で読書日和。