2019-07-10から1日間の記事一覧

6月23日

4時30分に目が覚めると、朝はすでに起きていて、Massive AttackのTake it thereが似合う朝だった。淡路へ向けて出発する。訪れるたびに、淡路島は沖縄の離島のように感じる。里山具合、家の離散具合、田の具合がなんだか違う。試合に負けて帰ってきた夜に、…

6月22日

通勤の途中、芭蕉の生家の前を通ると、枝が垂れるくらい枇杷の実がなっていた。今日は夏至である。 昨日見たボブ・ディランの姿が目に焼き付いている。嗄れ声で歌っていたが、ぼくには体を揺らしながら物語を語っているように見えた。そんな姿に同期しながら…

6月21日

昼前に吹いたのは雨の風だった。機微を感じ取るには、余白が必要だ。南西からじわりと近づいてくる黒い雲に先行する風に夕立を察知して、明日は夏至。 Netflixでボブ・ディランのローリング・サンダーレビューツアーのつづきをみる。ローリングサンダーとは…

6月20日

言葉遣いを変えると人生が変わると聞いたことがある。ぼくもそうおもう。言葉はその生まれる過程で呪術的な意味が込められてきた事実を、一旦横に置いておく。言葉遣いによって周りのひとの応対が変わるのもあるだろうが、それ以上に、自身と世界との接し方…

6月19日

マーティン・スコセッシが撮ったボブ・ディランの『Rolling Thunder Review』を見る。これが見たいがために、Netflixと契約した。1970年代のアメリカ独立200周年のパレードから始まる。ディランが歌うMr tanbarin manをBGMに、当時のアメリカの政府は「全て…

6月18日

「有事の際には、賢い日本人は正しい行動をする」と親父が言った。「たとえば、戦争が起こさないようにするために個人でどう行動をすべきか」と問う。「いまたとえば戦争のことを考えないのは、そういう状況ではないから」だと言う。そうやって、いつの間に…

6月17日

スーザン・ソンタグ『ラディカルな意志のスタイル』にある「沈黙の美学」は、「あらゆる時代がその時代のスピリチュアリティを作り直さなければならない」で、はじまる。いまの時代、「なにもしない時間」を持っていると、なにもせずぼーっしていると、自分…

6月16日

今日の夜の野菜炒めは最高だった。材料はキャベツとニラとパクチーと鹿肉。鉄フライパンにごま油(九鬼のごま油濃いめ)を引き、クミンシードが焦げ茶になるまで弱火で炒め、鹿肉ミンチを加えて炒め、十分に水を含ませたあとしっかり水を切った野菜を加えて…

6月15日

21世紀の黄金は静寂である、と師匠が言った。 ここ数年は衣食住の「食」の勉強をし、最新の科学的見地の情報を購入し、また、無双原理・易などの古来からの食養術を読み、実践しながら毎年アップデートしてきた。いまのところ現実的に可能なことの達成度が8…

6月14日

仕事終わりにさっとシャワーを浴びて、ぱっと京都へ向かい、関東の友人との食事を終えた。駐車場へ向かう途中、阪急四条河原町の地上出口には東京月桃三味線の音色はなかった。いつ巡り会うことができるのだろうか。 日々を楽しく過ごす秘訣のひとつは、仲の…

6月13日

学ぶときには、誰から学ぶのかが大事。 というのなら、わたしも教える側となったなら、逆もしかり。今年は教わる側だが、来年は教えることを学びに行くことになるだろう。 そうそう、周りから固めるというのは、友人に言いまくる、お金を先に振り込む、それ…

6月12日

誰から教わるかが重要だ 以前行ったミホミュージアムの禅でもそのようだ 世阿弥の秘伝書を562円で学べる時代 人間はこれまでどう学んできたかというと 誰かから教わってきた そうです そこには 教えるひとと教わるひとがいた 主と客があった それならどう考…

6月11日

帰宅時刻に、数えられるほどの大きさの雨粒が降ってくる。家に着いたらアマゾンからクロネコさんが堀田善衞『定家明月記私抄』を届けてくれた。SNSが『風姿家伝』を勧めてくることに、「いいね!」を捧げる。ぼくはなにかをするときに躊躇う。迷っているけれ…

6月10日

朝から大雨。そんな日には家で読書に限る。 再読がないのならそれは読書じゃないと師匠が言った。本だけじゃなくて、映画もそうだとおもった。自分が無知だと(あるいは、成長したと)気づくのはその作品のすごさに気づいていなかったことに、気づいたときだ…

6月9日

大阪で試合の帰りに電車の中で、ちょっとした決意をした。明日から1ヶ月間の行動指針を記しておく。 ・普段の食事は、カゼインフリー(乳製品なし)、グルテンフリー(小麦製品なし)、シュガーフリー(白砂糖なし)、レクチンフリー(特定の野菜、トマトや…

6月8日

鈴鹿山脈に引っかかった雨雲は弱い雨を降らせていた。雲を尻目に練習へ向かう。今日はよく寝た。どうやら、良質なメラトニン3gを飲めば30分から1時間後には眠気に誘われ、快眠ができることがわかった。太陽をほとんど浴びなかった日にはこれを試そう。 夕方…

6月7日

朝からの雨は降ったり止んだり、激しかったりおとなしかったり、打ち解けるまで泣きじゃくる2歳児の感情のように不安定。天気のニュースではまだ近畿地方は梅雨入りしていない模様。今日は自宅で雨読な一日。久しぶりに自宅でデスクワークに勤しむ。本当のと…

6月6日

なんと寝起きのよい朝だ!なにもかもが軽い。なにもかもがよく見える。 寝る前のストレッチ、スクワット、読書、瞑想と十分な睡眠時間のおかげか。そろそろ睡眠研究へ移行しよう。ちゃんと食事も引き締めな、サッカーの代表戦があるからってスナック菓子が、…

6月5日

梅雨入りが近いことをおもわせるもわっとした空気と、夏がそのあとに並んでいることをおもわせる頭の上の一匹の蝉。 いくら技術があっても、それに付き添う心がなければ、悲しい、ああ哀しいとおもった日だった。「おれの代で終わりだから」といってしまえば…

6月4日

もわっと蒸し暑い朝。膝の調子がいいのは、スーパー整体師のトレーニングをしているからか、朝から調子がいいのは、昨日のチョコレートのおかげか、目覚めがいいのは、食生活のおかげか。 いま、スティーブン・ガントリー『食のパラドックス』を読んでいる。…

6月3日

仕事を終え、夕食を済ませ、風呂上がりに、明るすぎてうっとうしい蛍光灯を切り、日没後の薄明かりのなか、夜風にあたりながら、何も考えずに、しばらく寝転ぶ。 春先まで通っていた学校のネクストレベルに先に通っているクラスメイトが成果をシェアしてくれ…

6月2日

久しぶりに魂揺さぶられるお店と巡り会った。 店主と話したいからと、他のお客さんがいないと踏んで、開店直後に入店。商品の説明を聞きながら、商品を通して社会とどう対峙しているのかを知る。京都に住んでいた数年前からのこと、ずっと気になっていたお店…

6月1日

高校野球が、夏の暑さ対策で白スパイクを解禁するという。どんな頑固な組織でも、気候変動には逆らえないようだ。世界が変わるときって、実は、政権が変わる時ではなく、気候が変わるとき、なんじゃないか。その変化のタイミングでみんながおどおどしている…

5月31日

5月は今日で終わり。日中の気温が30度を超える日が続いていたのに、それほど夏っぽさを感じないのは、蝉の声が鳴り響いていないからで、暑さだけが夏じゃないからだとおもう。ふと、星の王子さまのきつねのことを思い出す。ぼくはこのきつねが好きだ。 きつ…

5月30日

友人のセキグチさんが、「もう好きなことを好きと言って好きなだけやってしまおう」言ったのを思い出した。そうだよなあ。ぼんやりしてたら、いつの間にか時間泥棒にあっという間に時間を盗まれてしまう。 久しぶりに8時間睡眠。昨日の東京でのことが醒めな…