7月1日

◆職場に向かうものの途中で激しい雨が降って来たから、踵を返して湯の山温泉へ。9時前に着いて、だれもいない朝のゆるい空気の中で30分、湯に浸かる。今日は2021年の折り返しの日。

◆15時。松岡正剛『花鳥風月の科学』の「花」の章を読む。ぽつぽつ降り続く雨の中、茶工場から香ばしい茶の香が風に乗ってく開けた窓から部屋に入ってくる。覚えておきたい日本の大事なコンセプト。からっぽ(人間の成長、建築)。抽象化(歌、お能、作庭)、やつし(案山子)。重森三玲を読みながら、作庭とは、景色を心に残し、策定するときには、心から出した抽象化した景色で表現するのだなと。

◆19時過ぎ。梅雨の合間に夕日が焼ける。紫陽花の群れが咲く。