11月19日

早朝に降った雨はどうやら寒さを引っ張り出してきたようで、少し肌寒い一日だった。そんな日は、エルビスが格別にいい。格段にいい。夕方は夕方で、気づいたころには薄暗くなり、時計を見れば16時過ぎごろ。ああ冬はそこまできているな。

 

風呂上がりに、家の外にでたら空の星が見えはじめたころだった。星はいつだってそこにある。星をみる余裕が僕にはなかった。ああ星がきれいだなあなんてのんきなわけでも、オリオンが東の空から立ち上がるのを待っているなんてロマンチックなわけでもなくて、ただ心に余裕がなかっただけだった。星を見る余裕が。ぼくの余裕のバロメーターは、星を見ることができているか、深呼吸をしたか、時間の流れがメロウかどうかで、計ることにしている。

 

今日はメロウな1日だった。