9月17日

台風のため、家のソファでゆっくり過ごす。吉野裕子「陰陽五行と日本の民俗」を読む。19時ごろから雨風が強くなってきた。23時を回ったら、突然、風がやみ、虫の音が聞こえる。聴いていた、音楽をとめる。23時45分、また風が吹きはじめる。寝る直前に、ダグ・ボイド著、北山耕平訳「ローリングサンダー」を一章だけ読む。東洋でも西洋でもその古い文化の背景には、間違いなく自然との関わりがある。ぼくにはどうしてもそれを無視することができない。だから、いま、「日本人とは」のテーマに絞った本を読んでいるのかもしれない。言葉も、時間も、考え方も、民俗も、行事も、日本人は自然の法則の下に生きていた。それはいまも。(注視して見なければ、見えなくなってきています。)

 

「知の探索が目的とするところは『どうしてそうなるのか』を発見して、それを『実際に起こしてみること』にあり、それに比べれば証拠の問題などは、さほど大切なことではない。」(「ローリングサンダー」より)

 

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