3月6日

どんより曇り空。むしむし暑い。16時の気温は16度。通勤のBGMは細野晴臣『HOCHONO HOUSE』、『HOSONO HOUSE』のアレンジし直し、曲順逆回し、サイコーだ。『相合傘』『僕は一寸・夏編』が好きだなー。夕食後スピーカーで聞き直す。んーいい。しみじみと感じるのはゆっくりなテンポのせいだろうか、カフェインレスのハーブティーを飲んでいるからか、あとは歯を磨いて寝るだけの態勢を整えているからか、ゆったりとした時間を持っているからだろうか、週末に楽しみが待っているからだろうか、世界が混沌としているからだろうか。

 

昨日、インターネットスポーツ配信のDAZNで戸田さんと小澤さんがプレビューとレビューの50分の番組をYoutubeで無料で配信していた。驚いたのは、その品質で、こういう風に、高品質な解説があるだけで、これまでゴールシーンやテクニックばかりに重きを置いたサッカーの試合の見方が変わるのだろうとおもう。DAZNといえば、2018年Jリーグのネット放映権を多額で購入した。その当時はインターネットの配信なんてとおもっていた。いまやありがたいとおもっている。格安で高品質のものを提供することとが第一に重要なのだろうと思った。はじまえはそこからなのだろうか。

 

さて、仕事で一日中山を歩いていると、家に帰る頃には、相当疲れていた。帰宅してすぐ、仮眠をし、目覚めて食事を作り、いただく。今日は2食にしてみた。8時頃に朝食、昼を抜いて、18時30分に夕食。両方とも一汁一菜。いけるな。

 

食後は松岡正剛『感ビジネス』3章「日本人と会社」を読む。2章とは打って変わる。日本人の経営者でビジネスを立ち上げたひとたちは、初志貫徹だったわけではない。変節してきた、何回もすばやく変節したのだ。注意するべきなのは、初志貫徹は美徳とされ、変節はなじられるということを分かっていること。あとは本田宗一郎の「間の二寸」、余白を持たせること。

 

今週は山と家の、圏外と圏内の往復。圏外には余白がある。現実は情報の飼育小屋の中にいて依存度の高い飼料を与えらる。そうすると、それに慣れ、小麦粉を取り続けた現代人のように、満腹を忘れるがごとく、情報肥満になる。そうなると、家畜小屋のブロイラー同様なにもしなくても抗生物質入りの餌はやってきてそれを食べるだけでまあ生きていける。けれどそこには余白がないから、考えなくていいことになる。圏外へいくのは、強制的にケータイを使えないようにするためで、それによって、余白を生み出し、アナロジカルシンキングを促す。ぼくのおもう自宅で安価ですぐにだれでも取り組める(なおかつ僕が今実践している)ことは、食事を正す、本を読む、毎日何かを作る(ぼくは料理と日記と稽古)かな。あとは具体的な夢を持つことかな。

 

週末は田舎と大都会、バーチャルとリアルの、はじめましてひさしぶりだ。