8月12日

大阪であった試合の帰り道に時計に目をやると、ちょうど、19時。特に大きな出来事があったわけではありませんが、太陽が沈んだあとでも、あたりに少し光が残っています。その光が西向く山の尾根谷をくっきりさせているのを、遠くから見ると、晩夏を感じます。車の温度計は、25度を示しています。全開に開けた車の窓から入ってくる風にも、夏の終わりが内包しているようです。家に帰って、暗がりの畳の上に寝転んで、ゆっくりとしていると、桃の匂いが漂ってきます。外を見れば、月が立ち上がってきました。見るもの、聞くもの、匂うもの、いろいろが重なり合って、季節を感じます。夏はもうすこしつづきます。