6月25日

◆15時過ぎ、木々で空は見えないが、遠く、西のほうから雷鳴が聞こえてくる。風向きがすこしかわった。湿った匂いもする。早目に仕事を仕舞って山を下る。軽トラのフロントガラスに大粒の雨が2、3滴。激しい雨が降る。夏がやってくる。

◆家に着いた頃には雨は止んでいたから、30分ほどしか降っていなかったようだ。雨上がりの冷えた空気は気持ちよく、解体を待つ何もない母家でひとり、暗闇に紛れて呼吸を整える。

◆寝る前に、ボブディランのインタビュー集を読んだら、彼の印象が少し変わった。