6月14日

◆疲れていると感じる時には、息ができていないだけなのかもしれない。そんなときには、熱めの風呂にしばらく浸かって、出たらストレッチを入念にしてから、瞑想に限る。超回復

◆暮色のなかの瞑想を終えて、気持ちよく畳の上に寝転がっていたら、親父が帰宅。「暗がりでなにしてんねん」と蛍光灯とテレビをつける。暗いから明るくするのは当たり前なのようだけど、暗いから暗いままでいることの当たり前にも気を配りたい。人間、起きている時間には、目と耳の情報を頼って生活している。暗くなったとき、視覚情報は絶たれる。瞑想のときには、目を瞑る。目からの情報をシャットアウトし、気持ちいい周波数を耳から入れながら、呼吸に集中する。

◆これはこれ、あれはあれ、なんて妄想はやめていただきたい。俺の役割さえすればいい世の中でなく、困っている人がいたら自分のことはさておいてすぐに手を差し延べたい。そのときにはもちろん、貸し借りの記録なんて必要ない。

◆「それだけ私は観察してます。つまり、自分が面白いと思ったところだけ、その人の言葉をそのまま全て体の中に入れるんです。あとはどうでもいいんですよ。議論するだけ無駄。人は議論するために話しているわけじゃありません。だから集団でいることが無駄なんですよ。一人が言ったことをああでもないこうでもないと批判したり議論、対話しようと試みたりするでしょ」(坂口恭平『生きのびるための事務』より)