5月26日

◆ワクチンが有効かどうかはわからない。接種後に人体がどうなるのかもわからない。なので、いまのところ様子見である。打たなければにっちもさっちもいかなくなるのなら考えたい。ところが、世の中はそうはさせてくれないような空気を上手に醸造する。打って当然です。打った後のことなんて議論の俎上にもあげないあたりちょっと訝しんでいる。

◆有線放送で、明日聖火リレーのため公共交通が止まるとのこと。はたしてそれほどのものなのか。住民の生活を脅かしてはいないだろうか。そもそも、聖火リレーとはなんあのだろうか。

◆仕事終わりに、同僚のおじさんふたり(60歳くらい)が、弁当198円やったと喜んでいた。味も悪くないと。価値とは安さだという目盛りのものさしを作った功罪は数十年先に重くのしかかる。価値によって作られるのか。少なくとも自分の当たり前は作られたものだとおもったほうがいい。

◆仕事をしながら考える。あらゆるものごとに普遍の原理なんてないのかもしれないとおもいながら、それでも、役に立つ思考はあって、そのひとつは、カラッポだとおもう。空っぽでないと、あたらしいものは入れられないし、空いていないと駐車できない。この思考をあらゆることに見立てる。新しいことを始めようとするなら、頭も、部屋も、スペースを作らなければうまくいかない。そうだとするなら、大事なのは、やる決意より、やめる決意なのだろう。