5月4日

◆ある製品の機能やコンセプトやデザインを紹介する連中はそれをつくる企業に飼い慣らされた犬。その製品の文脈を語るひとを信じる。

◆昨年のgwと比較して、人出がちがう。コロナの状況は昨年より重いけれど、人々の気持ちは軽い。どこもかしこも人だかりができ、すれ違う車は県外ナンバーばかり。

◆先日まで2泊3日をチームメイトと過ごす。意図的に選んでいるとおもっている生活習慣はなにかに選ばされていると、朝食のバイキングを見て思う。健康とは何か。良し悪しの判断は普段接する情報に指図される。テレビか、マスターか。宇野『民主主義のつくり方』を思い出す。

◆フットサルのハーフタイム中に観客の半分以上がスマホの画面を見ていて、ゾッとした。後半が始まって、試合を見る観客が見ているものって、ケータイの画面に写っているものと本質的に同じではないか。要は暇潰しの一種。生活にはサーカスだけでなく、バラを飾りたい。

◆仕事帰りに芝生の公園を車で横切ったら、ひとでいっぱい。仕事と生活が分かれ、余暇と消費が結びつけられ、消費するひとが消費者やカスタマーとよばれてもてはやされ、SNSやテレビでマーケティング中毒になる。「つくる」人になりたい。まずはル=グウィンの『暇なんかないわ 大切なことを考えるのに忙しくて』を読もう。

◆藤川徳美『医師や薬に頼らない! すべての不調は自分で治せる』を読む。GWからまた新しく人体実験を始める。たんぱく質と断糖。本書にこうある。「自分の頭で考えろ」と。