4月8日

風呂上がりの18時30分過ぎ、今日は満月だというから外へ出た。雲が空を覆い、満月は隠れていた。そんな人影をぼんやり映す夜に、漂う花の匂いに、毎年この季節の夜の匂いを嗅いでいるのを思い出した。

 

仕事で、年に一度頼まれる茅葺の古民家の庭の伐採に行った。いつ行っても素晴らしいお宅である。休憩時間に家主のおばちゃんと話した。毎日マスクを買いにドラッグストアーに8時に行って2時間並んでいるという。大変な世の中である。

 

夜、友人たちとの読書会の課題図書の庄司薫『赤頭巾ちゃん気をつけて』を読みながら、最新の千夜千冊( https://1000ya.isis.ne.jp/1738.html )を読んだ。フレデリック・ケック『流感世界 パンデミックは神話か?』であった。

 

「偽装した平時」に対する応身に戸惑っているといったほうが当たっている」

 

つづいて、松岡正剛『多読術』の第6章「キーブックスを選ぶ」を読む。以下、要約し編集した。

 

読書はわからないから読む。
読書は無知から未知へと向かう。
読書は自分を映す鏡である。
読者は伏せられたものが開いていく。
読書は毒でもある。
背信もする。裏切りもする。負担を負わせもする。
それが読書です。だから、おもしろい。

 

『多読術』は、おそらく2010年ごろ、大学生の頃(この頃はまったく読書 をしていない時期です)に読んだ。その当時を振り返ると、野暮ったいのだが、本を速く読むのってかっこいいな、なんて思っていた。速読の本ばかり手にしていた。今振り返ると虚しい。速読したいのに、速読の本ではなかった『多読術』にまんまと裏切られたのを思い出した。

 

やべっ、課題図書まだ20ページしか読んでない。

 

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4月8日12時時点で、国内で今般の新型コロナウイルスに関連した感染症の感染者は4,257例となりました。
内訳は、患者2,806例、無症状病原体保有者360例、陽性確定例(症状有無確認中)1,091例となります。国内の死亡者は81名です。
また、国内での退院者は10名増加し、632名となりました。

【内訳】
・患者2,806例(国内事例2,771例、チャーター便帰国者事例11例、空港検疫24例)
・無症状病原体保有者360例
(国内事例306例、チャーター便帰国者事例4例、空港検疫50例)
・陽性確定例1,091例(国内事例1,091例)
日本国籍の者2,083名、外国籍の者44人(他は国籍確認中)

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