7月17日

朝から夏のような空が広がる。暦の上ではとうに立夏はすごているのだからそりゃそうなのだけど、この空を見てやっと夏が来た。夕方には、ゴロゴロ雷が遠くの方で聞こえる。週間天気予報を見ていると週末の大荒れのあと、梅雨が明けそうな予感。

 

仕事を終えて、ひとっぷろ浴びて、扇風機を首振、弱で回し、部屋に寝転がって、ぼーっとする。最近はこのぼーっとを大切にしている。気づけば、手にスマホがある毎日の中で、なにもしない時間、なにも考えない時間を作る。

 

そうすると、師範代から言葉を思い出す。「山伏という修験道って、神話的だなあ~と思います。天狗のような、いでたちも奇妙だし、少々調べてみましたら3つの目的で修行するそうですよ1)神や自然とつながる 2)内なる自分を開き、法力を使う 3)人と人をつなぐ」と。

 

寝る前に、『鬼の日本史』を読んで、満月だからプラネタリーブックス『月と幻想科学』を読む。月が妙に魅力的なのは、太陽が出ているその裏で、見えないけどたしかにそこにあって、それを感じ取っているからなのではないか。名状しがたいなにかがそこに。