7月11日

朝からずっと雨。空はどんよりグレーの雲に覆われている。そろそろ青空が見たい。こんな空だからか気分も憂鬱で、休日なのにどこかに出かけようとおもわない。長袖がちょうどいいくらいの朝、ひさしぶりに味噌汁を作る。うまい!今日の朝食は発芽発酵玄米と味噌汁とマルチビタミン。昼食は発芽発酵玄米と鹿肉のチャーハン。昼寝をして、夜は鹿肉キーマカレー。

 

健康と食の先端情報によると、「現在一般流通する野菜だけでは、大半の人にとって必要な栄養素をまかなえない」「思想なきマーケティングに注意すること」「ヴィーガンマーケティングに注意」目指すのは、長期的な心身の調子の良さである。

 

昼からYoutubeで政見放送を見ながら各政党の伝えたいことを見ている。見ていると、ぼくがインターネット経由で見聞きしていた情報と実際に起こっている情報がまったく違っていた経験が数年前にある(数年前の選挙でTwitterで盛り上がっていた政党がふたを開けたら惨敗だったことがあって、Twitterって結局自分の気になるアバターを集めた部分の集合住宅であって、全体ではなかった)。そのとき、自分の足を動かして実際に体験すること、情報とは何かについて整理しておくことが必要だなと、強く意識した。

 

最近読んだ松岡正剛『ぼくが情報について語るなら』より。情報とはなにか?

 

「メディアってなんでしょう?メディアは情報の乗りものです。情報がメディアに乗るというのは、 情報の大きな特徴の一つです。」

 

「情報はおたがいに理解できないと情報になりません。情報は理解されあうのです。そのため情報をわかりやすくする工夫が必要です。」

 

「けれども、撮影したものをすべて放送しているわけではありませんね。撮影したものの中から、知らせたいことが番組で短く伝えれるように、また、わかりやすいように切りとってつなげたり、ちょっと説明を加えたりしえいます。そしてそれをアナウンサーが読み上げています。この作業を編集と言います。」

 

「情報は伝わるということ、理解されるということがとても大事なことなのです。そのためにいろいろ編集の工夫をするのです。このように情報が伝わりあい、おたがいに理解されあうことをまとめて、コミュニケーションといいます。」

 

「というわけで、情報はいろいろなコミュニケーションのための形をとるということがわかってきたと思います。そうなのです。情報はいろんなかたちをとってわたしたちの周辺を動いているんですね。」

 

テレビの中、リアルの街頭演説、インターネット、Youtube、Twitter、すべて乗り物が違う。着物が違う。理想を言うなら、すべてのモノをみるべきだが、現代人には時間が与えられていない。ぼくは17時頃に、おやじは19時過ぎに、おかんは20時30分に、帰ってくる。時間は有限で希少価値でいまのところお金では買えない上、誰もが24時間を等しく持っている。

 

ここ数日引きこもっていたから、三上ではないが、夜雨の道を車を走らせ、湯の山温泉へ。場所はひとの思考に影響を与えるようなにおもう(アフォーダンス)。それはなぜなんだろうか考える。平日の22時に、大雨の温泉で、ひとが少ないから、空気もリラックスしているからだろうななんて考えたけれど、ソンタグの『反解釈』を読んだからか、そんなのどうだっていい、好きなモノは好きなんだ、それでなにか?な姿勢で足を伸ばしてタオルを頭の上に置いて目をつむる。viva温泉。 黄泉がえる~