6月19日

マーティン・スコセッシが撮ったボブ・ディランの『Rolling Thunder Review』を見る。これが見たいがために、Netflixと契約した。1970年代のアメリカ独立200周年のパレードから始まる。ディランが歌うMr tanbarin manをBGMに、当時のアメリカの政府は「全ての人にチャンスは与えられており、夢を実現できるはずだ。幸運にもこの国に生まれてきた人たち、またこの国に移住できた人たちが成し得る」と声をあげたとき、ディランは「異なるタイプの演目を、同じステージ上で演奏するツアーをやりたかった、様々な音楽スタイルを表現したかった、伝統的な講演形式ではないね、でも伝統に基づいた講演形式だった、屁理屈に聞こえるね、」と語たった。「人生とは自己や何かを探すことじゃない。Life is about creating yourself and creating things」だって。

 

寝る前に米を研ぐ。東向き窓の外には、赤い月が新月へと向かっている。月が赤いのは、科学的視座に立つと、地平の夕日を浴びているからで、物語的な視座に立つと、赤い月のメタファーは?って、そんなのは知らないけれど、どちらも月である。「すべての物事は極めてフラットに出来ており、それをどのように見るのかがとても大切だ。世の中見方がすべてで、それを信じる事が大切なのです。そして、この見方とは、自分の心の持ちようであり、それが世界そのものなのです。」と師匠より。